抗議の音、12インチ化
2008-04-25 23:51:07
いとうせいこうがミャンマー軍事政権に抗議するポエトリーリーディングを12インチレコード化
いとうせいこうのポエトリーリーディングが12インチレコードに
2023年6月中旬、いとうせいこうがミャンマー軍事政権と中国政府に対する抗議の意を込めたポエトリーリーディングの音源が12インチレコードとしてリリースされることが決定しました。このプロジェクトは、株式会社ポップグループの主導により、代々木公園で4月19日に行われたアースデイイベントをきっかけにスタート。30分にわたるこのポエトリーリーディングは、いとうせいこう自身を含む高木完、DJ BAKU、DUB MASTER Xが参加しています。
レコードの内容
このレコードには、SIDE Aに代々木公園でのパフォーマンス音源が収録され、SIDE BにはDJ BAKUがいとうせいこうをフィーチャーして完成させた楽曲[DHARMA]のリミックスも含まれています。特にSIDE Aの音源は、メッセージ性が高く、ミャンマーの人々への強い支持を表明しています。
アートワークとメッセージ
アートワークは、人気ブランド「アンダーカバー」のデザイナー、高橋盾氏が手がけたものです。Tシャツのデザインを流用したレコードのアートは、主に「FREE BURMA」のメッセージが前面に出ており、裏面には僧侶たちへのエールが記されています。アートを通じて、国際問題に対する関心を呼びかけています。
売上の寄付
レコードの売上の一部は、ビルマ民主の声へと寄付されることが約束されています。この団体は、ビルマ国内の報道制限の中で重要な情報を伝える役割を果たしており、海外に逃れたビルマ人が運営しています。彼らの活動は、国内約1000万人が視聴していると言われ、情報の自由を求める強い意志が示されています。
ポップグループレコーディングスについて
ポップグループは、2005年に音楽ドキュメンタリー「KAIKOO」をリリースしたことから始まりました。その後、音楽イベントの主催やマネジメントへと展開。メジャーとインディーズの間に健康な音楽市場を築くことを目指し、国内外で活動を広げています。
DJ BAKUといとうせいこうの関係
DJ BAKUは、音楽シーンで確立されたオルタネイティブDJであり、トラックメイカーとして注目されています。彼といとうせいこうは、音楽においても重要なコラボレーションを持っており、このプロジェクトでもその関係性が色濃く表れています。
いとうせいこうについて
いとうせいこうは1984年の早稲田大学卒業後、講談社を経て作家・クリエイターとして活動を開始しました。ヒップホップの先駆者としても知られ、音楽シーンで続けて影響を与えています。彼の広範囲にわたる表現活動は、常に先進的なものであり、今回のプロジェクトもその一環として位置づけられます。
購入方法
ポップグループレコーディングスの公式ウェブサイトや全国のレコードショップで、実際にこのレコードを手にすることができます。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ポップグループ
- 住所
- 東京都渋谷区鶯谷町7-1渋谷マンション211
- 電話番号
-
03-5459-8131