七尾市とABCクッキングスタジオが連携、地域振興と観光活性化を推進

七尾市とABCクッキングスタジオが連携

石川県七尾市は、料理教室の大手であるABCクッキングスタジオと連携協定を結びました。この協定は、地域の食材の魅力を引き出し、観光資源の活性化を図ることを目的にしています。このコラボレーションにより、七尾市の豊かな食文化と地域資源を生かした持続可能な発展を推進していく方針です。

協定内容と目的

連携協定の具体的な内容には、観光振興を目的とした交流人口の拡大や、地域食材の販路拡大、人材の交流・育成、食育や健康づくりへの取り組み、情報発信が含まれています。特に「食」を切り口にして地域活性化を図ることが、両者の共通の目標です。

締結式について

この協定が結ばれたのは、2023年5月1日。七尾市役所で行われた締結式には、七尾市の茶谷義隆市長とABCクッキングスタジオの志村なるみ社長が出席しました。協定書の取り交わしを通じて、両者は今後の協力関係を強化していく意向を示しました。

茶谷市長は「この協定を通じて多くの人が地域の魅力に触れ、交流が生まれることを期待しています」とコメントしました。一方、志村社長は「ABCとしても地域の資源を最大限に活用し、持続可能な発展に貢献したい」と述べました。

ABCの地域貢献活動

ABCクッキングスタジオは地域貢献に力を入れ、2021年には「里山里海キッチン」という施設を開設。地産地消や食育教室、地域の企業とのコラボなど、地元民が集う場所を提供しています。若い世代から高齢者まで、あらゆる年齢層が集まるこの場所は、地域のコミュニティ形成に寄与しています。

旅行者にとっての注目スポット

七尾市は自然に囲まれ、美味しい海鮮を堪能できる場所です。有名な能登牡蠣や新鮮な魚介類を使った寿司などが楽しめるほか、青柏祭をはじめとする伝統行事が多数催されています。地域資源に触れることで、訪れる人々にとっても新しい発見があることでしょう。観光振興と地域活性化に寄与するこの取り組みは、七尾市を新たな旅行先として位置づける可能性を秘めています。