Brocade ADXとYahoo!協力
2013-10-04 13:22:50

Yahoo! JAPANがBrocade ADXを採用しクラウド環境を強化

Yahoo! JAPANがBrocade ADXを採用しクラウド環境を強化



Yahoo! JAPANがBrocade Communication Systemsのアプリケーション・デリバリ・スイッチ「Brocade ADX」を採用し、同社のプライベートクラウド環境をさらに強化したことが発表されました。この新たな連携により、アプリケーション開発者はより快適で効率的な開発環境を享受できるようになります。

OpenStackとの連携



Yahoo! JAPANは、アプリケーション開発者向けに2011年からプライベートクラウドを導入。これにより、サーバの仮想化を進め、オペレーションコストを低減してきました。しかし、さらなるリソース最適化と運用効率化に向けて、2013年から本格的にクラウド基盤管理ソフト「OpenStack」を導入し、サーバ、ストレージ、ネットワークを統合的に管理できる環境を構築しました。

OpenStackを活用することで、Yahoo! JAPANの開発者は、自らのニーズに応じて仮想サーバやネットワークリソースを簡単に管理できるようになり、開発の自由度が飛躍的に向上しました。この一環として、Brocade ADXが連携し、オンデマンドでの負荷分散サービス(LBaaS)を提供します。

Brocade ADXのメリット



Brocade ADXは、業界で早期にL3DSR機能をサポートし、OpenStack向けのプラグインも提供しています。この機能により、クライアントからサーバへのトラフィック処理を効率化し、低遅延で高パフォーマンスなサービスを実現可能にします。従来のL2DSR構成とも異なり、サーバとLB(Load Balancer)の設計を独立させることができるため、フレキシブルなスケーラビリティを確保できます。

この新たなシステムの導入により、Yahoo! JAPANの開発者たちには、トラフィックのパターンに最適化された負荷分散が行われ、よりストレスのない開発環境が提供されることとなります。データセンター全体の運用管理も効率的に行えるようになり、今後のサービス展開に期待が高まっています。

テクニカルディレクターのコメント



Yahoo! JAPANのテクニカルディレクター、松谷憲文氏は、「1996年の会社設立以来、オープンソース・ソフトウェアの採用を積極的に進めてきました。今回のOpenStackとBrocade ADXの導入は、さらなる自動化と利便性向上を図る重要な一歩です」とコメントしています。この発言からも、Brocade ADXが同社にとって重要な存在であることが伺えます。

今後の展望



今後、Brocade ADXとYahoo! JAPANの連携は、クラウド環境のさらなる進化を促進し、開発者たちに新たな挑戦を与えることでしょう。この新しい技術の導入が、どのようなイノベーションをもたらすのか、業界内外から注目が集まります。

Brocade ADXの詳細については、公式ウェブサイトを参照してください:https://www.brocadejapan.com/products/application-delivery-controllers/serveriron-adx-series/overview

会社情報

会社名
ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社
住所
東京都千代田区霞が関1-4-2大同生命霞が関ビル11階
電話番号

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