横須賀市がEV充電スポットを新設
横須賀市は、脱炭素社会の実現に向けた「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、2050年度までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指しています。この取り組みに合わせて、市は合同会社DMM.comと連携し、市内の公共施設に電気自動車(EV)充電スポットを設置しました。ここでは、その詳細をご紹介します。
充電スポットの新設
新たに設置されたEV充電器は、DMM社が提供する「DMM EV ON」サービスを通じて、横須賀市内の9つの公共施設に計33基が稼働を開始しました。これにより、EVユーザーの利便性が向上し、脱炭素社会の実現に一歩近づきました。
設置された公共施設と充電器の詳細
以下は、設置された公共施設とその充電器の台数です:
1.
横須賀市立中央図書館(上町1-61)
- 設置台数:2基(先行稼働中)
2.
三笠公園(稲岡町82)
- 設置台数:4基
3.
横須賀文化会館/自然・人文科学館/平和中央公園(深田台50)
- 設置台数:3基
4.
不入斗公園(第1駐車場)(不入斗1-2-1)
- 設置台数:4基
5.
横須賀スタジアム/北体育館(夏島町2)
- 設置台数:4基
6.
夏島都市緑地(夏島町2-26)
- 設置台数:4基
7.
荒崎公園(長井6)
- 設置台数:4基
8.
横須賀市立市民病院(長坂1-3-2)
- 設置台数:4基
9.
はまゆう公園駐車場(坂本町1-19-38)
- 設置台数:4基
利用開始と料金
これらの充電器は、令和7年(2025年)6月25日から利用可能となります。料金は、10分あたり55円(税込)、1時間で330円(税込)となっており、EV充電器の仕様は6kWの普通充電器です。たとえば、日産リーフのような40kWhのバッテリーを持つ車両の場合、充電の初めから100%に達するまで約8時間かかります。
利用方法
EV充電スポットを利用する際は、事前にDMM社の公式アプリを登録することが必要です。このアプリを通じて、充電スポットの検索、充電、決済まで一貫して行うことができます。詳細は「DMM EV ON」のウェブサイトをチェックしてください。
経済的負担
横須賀市は、この充電器の設置および運用にかかる費用を全て負担せず、DMM社との連携によりこの取り組みを進めています。今後も、EV充電器のさらなる普及を目指し、普通充電器や急速充電器の設置を進めていく予定です。
横須賀市のこの取り組みは、地域の環境意識を高めるだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた一歩となるでしょう。これからもEV普及にますます期待が寄せられます。