静岡県立静岡西高校にARスポーツ「HADO」が導入!
2025年6月、静岡県の静岡県立静岡西高等学校に新しい体育のカリキュラムとして、次世代のARスポーツ「HADO」が常設導入されることが発表されました。この取り組みは、日本の公立学校におけるARスポーツの初の常設導入となり、教育における新たな道を開くことが期待されています。
ARスポーツ「HADO」とは?
「HADO」とは、ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着して行うARスポーツで、参加者はエナジーボールを投げたり、シールドを使ったりして最大3対3の対戦を楽しむことができます。簡単にプレイできるため、運動能力の違いに関係なく、誰でも楽しめる新しいスポーツとして注目を集めています。特に身体差を感じさせないシンプルさが魅力です。
静岡西高校の取り組み
静岡西高校の体育科目に「HADO」を取り入れるにあたり、スポーツコース長である判野徹先生は、「東京学芸大学の鈴木直樹教授との出会いをきっかけにHADOの可能性を感じ、導入を決めた」と述べています。運動能力や性別にとらわれることなく、全生徒がこの新しいスポーツを楽しむことができるよう、一般の体育の授業においても「HADO」を取り入れる予定です。これにより、生徒たちが新たな視点でスポーツを評価し、障害を感じさせない体育のモデルを実現します。
教育の新たな可能性
東京学芸大学では、XRやメタバースを活用した教育手法の開発が進められており、その一環としてHADOと伝統的なバドミントンの授業を組み合わせた授業も行われています。鈴木教授は「HADOの導入は、テクノロジーと伝統的スポーツの融合による新しい学びのスタイルを示している」と期待を寄せています。これにより、体育の授業がより創造的で多様性に満ちたものになることでしょう。
「HADO」の教育イベントと拡がる可能性
ARスポーツ「HADO」の特性を生かした教育イベントも開催されています。これにより、参加者は楽しみながらも、有意義な運動体験を得ることができます。今後は、静岡西高校から全国の学校に「HADO」が広がり、国際的にも普及していくことが期待されています。
まとめ
ARスポーツ「HADO」は、体育の授業に革新をもたらす新たな試みです。静岡県立静岡西高校がその実例となり、今後の体育教育の在り方を示すことが期待されています。誰もが楽しめる融和的な体育の実現は、まさに現代の教育に必要な要素と言えるでしょう。この新しい波が学校教育にどのような変化をもたらすのか、今後の展開が楽しみです。