北海道のワイン事情
2024-12-06 10:27:34

北海道で実現するニュージーランドのワイン造り、その真髄に迫る!

ニュージーランドのトップワインメーカーが北海道でワイン造りに挑戦



2023年12月10日、北海道・長沼町にオープンした『Hokkaido SPACE Winery』で、ニュージーランドからの著名なワイン醸造家たちが地元のブドウを使用して新たなワイン造りに挑んでいます。このプロジェクトは WORLD WineGrowersという名のシリーズとして販売され、ワイン文化が成熟しつつある日本に新しい風を吹き込もうとしています。

そもそもなぜ日本ワイン?


「日本ワイン」というジャンルが急速に成長する一方で、我が国のワイン文化は他の大産国に比べ歴史が浅く、ブドウやそのテロワールへの理解はまだまだ途上にあります。そこで、ワインの生産者たちが貴重な体験や知識を基に深い理解を持ちながら、ワイン造りに取り組むことが必要であると考えました。これを実現するために、当社が制定したのがシェアワイナリーのモデルです。世界有数のワイン大国であるニュージーランドから名高い醸造家たちを招き、北海道のブドウを使ってワインを醸造する試みが始まったのです。

トップ醸造家たちの到来


2023年の仕込みに参加したのは、ニュージーランドでもその名を馳せる三人の醸造家。

  • - Theo Coles氏(The Hermit Ram)
- 彼が手がけるブランドはカルト的人気を誇り、自然な醸造方法を用いたナチュラルワインが特徴。

  • - Gavin Tait氏(Grey Stone/Muddy Water Wines)
- ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに輝いた名門で培った確かな知識と経験で、ブドウに適したスタイルを見出します。

  • - 小山龍宇氏(TAKA K Wines)
- 日本人醸造家としてのキャリアを持ち、リースリングが国際的なランキングで1位を獲得した実績もあります。

彼らは各自のブドウや日本の風土を理解し、独自のワイン造りに挑戦しています。今回は余市町産の白ブドウ・ケルナーを使用し、それぞれの哲学やスタイルを反映させたワインが生まれるのです。

ケルナーの魅力


今回の醸造に使用されたケルナーは、北海道を代表する白ブドウ品種。ドイツで開発されたこの品種は、耐寒性に優れるため北海道でも広く栽培されており、フルーティーかつ華やかな香りとバランスの取れた酸味が魅力とされています。三人の醸造家は、同じ畑で収穫したケルナーを用いて、それぞれのスタイルで醸造を行います。

収穫作業も自ら行い、選果方法の違いで個性が生まれます。ワインは「ブドウがあってのもの」という基本を考えつつも、醸造過程での決断がワインを形作る重要な要素であることを体験できる貴重なプロジェクトです。

発売情報


この新しいワインは、2023年12月10日の19:00から販売が開始されます。あくまで30セット限定で、オンラインショップでの取り扱いが予定されています。今まで輸入ワインにしか手を出してこなかった方にも、ぜひ一度挑戦していただきたいと思います。

未来も見逃せない!


そして2024年には新たにVALLIの醸造家Jen Parr氏が参加予定です。彼のリーダーシップのもと、ケルナーだけでなく、ツヴァイゲルトレーベという黒ブドウ品種も醸造される予定です。世界が注目するワイン作りに、今後も目が離せません。

最新の情報については、MARO Winesの公式サイトやSNSで随時アップデートされる予定です。さあ、日本のワイン文化の新たな一歩を見届けましょう。


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会社情報

会社名
株式会社Hokkaido SPACE Winery
住所
北海道夕張郡長沼町東9線南5番地
電話番号

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