令和6年度和歌山県発明考案表彰で築野グループが受賞
令和6年度の和歌山県発明考案表彰が行われ、築野グループ株式会社が栄誉ある受賞を果たしました。和歌山県庁にて行われた授賞式では、岸田周平知事が参加し、受賞者に賞状を授与しました。今回は築野グループが受賞した内容や、その背景について詳しく見ていきましょう。
受賞の概要
築野グループ株式会社は、関連企業である築野オレオケミカルズ株式会社と築野ライスファインケミカルズ株式会社の2社がそれぞれ異なる賞を受賞しました。受賞内容は以下の通りです。
受賞名: 発明賞
受賞内容: 低粘度、高引火点の金属加工用基油の開発(特許6682032号)
受賞者: 山本弥中島晃
受賞名: 創意工夫功労賞
受賞内容: 米ぬか由来鉱物(マグネシウム)の抽出法の確立とその用途開発
受賞者: 木村好伸、中村紀夫、森田尚宏
このように、築野グループはそれぞれの分野で独自の技術や研究を通じて、産業の発展と地域社会への貢献を果たしています。
和歌山県発明考案表彰の目的
和歌山県が主催する「和歌山県発明考案表彰」は、優れた発明や考案によって科学技術の向上に寄与した方々を表彰するものです。これにより県内産業の振興や県民生活の向上、文化の発展を図ることを目的としています。受賞者の功績を称えることは、今後の発明や考案に対する意識向上にもつながっていくことでしょう。
築野グループとは?
築野グループ株式会社は、1947年に設立され、米ぬかを原料とした事業展開を行ってきました。主な事業には、以下の三つがあります。
1.
こめ油製造事業
食品業界向けに高品質なこめ油を製造。
2.
ファインケミカル事業
米ぬかの成分を応用した化学製品の開発。
3.
オレオケミカル事業
オレオケミカル技術により、廃食用油のリサイクルを促進。
築野グループは、米ぬかの非可食部や副産物もあらゆる分野に活用し、食品、化学、医療、化粧品などに幅広く利用しています。この取り組みにより、地球環境や生産者、消費者の間での良い循環を目指しています。
未来に向けた取り組み
築野グループは、今後も国内資源を有効活用し、持続可能な社会の実現に向けた実践を継続していく意向を示しています。SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みも行い、社会全体に寄与する企業となることを目指しています。
詳しい事業内容やSDGs推進に関する取り組みについては、公式ウェブサイトを訪れることで知識を深めることができます。
今年の受賞は、築野グループのこれまでの地道な努力と革新が評価された結果です。これからも地域産業の発展に寄与し、社会に貢献する存在であり続けてほしいですね。