市民開発ガイドラインの公開
2025-10-24 12:55:24

サイボウズが発表した「市民開発ガイドライン」でDX推進を加速

サイボウズの「市民開発ガイドライン」公開に見るDX推進の新たな潮流



サイボウズ株式会社(東京都中央区)は、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するために、「市民開発ガイドライン」を無料で公開しました。このガイドラインは、エンタープライズ企業でのDX推進リーダーやIT部門のリーダーに向けて、市民開発を円滑に実施するための助けとなる内容が盛り込まれています。

市民開発ガイドラインの背景


近年、技術の進化により、現場の担当者が自らの業務を改善する仕組みを作ることが容易になりました。この流れのなかで、市民開発がDX推進の手法として注目されています。市民開発は、IT部門のリソース不足を補ったり、DXのスピードを向上させたりするなど、多くのメリットが期待されています。しかし、同時に、ガバナンスの不足や、現場に任せっきりで知識が蓄積されないといった課題も浮き彫りになっています。サイボウズはこうした課題を解決するため、本ガイドラインを作成しました。

ガイドラインの活用シーン


「市民開発ガイドライン」は以下のような状況で特にその価値を発揮します。
  • - 組織全体のDXの手段としての市民開発の役割を評価する場面
  • - 市民開発のプロジェクトを企画し、部署間で調整を行う際
  • - スムーズに市民開発を開始し、安全に運営するための指針
  • - 市民開発の効果を最大限に引き出すための運営方法を模索する時

ガイドラインの構成


ガイドラインの基本的な構成には、次のような項目が含まれています。
  • - 社内DX活動における市民開発の位置づけ
  • - 開発内製化と市民開発の整理や、IT部門と業務部門の役割について
  • - 市民開発のためのルールやガバナンス、環境、実践コミュニティの大切さ

反響と期待


サイボウズは今回、ユーザー企業からのコメントも交えながら、市民開発の重要性を強調しています。現場主導型の日本企業において、市民開発は適切な支援とともに進めることが重要とされ、IT部門と業務部門の連携が求められています。

Cybozu Days 2025での紹介


このガイドラインは、幕張メッセで開催される「Cybozu Days 2025」でも取り上げられる予定です。このイベントでは、企業各社のビジネス環境に応じた市民開発の実施例が紹介されます。

参加するメリット


Cybozu Daysでは、以下のトピックが取り上げられます。
  • - 実践者による「自律」と「ガバナンス」を兼ね備えた市民開発の方法
  • - 特定の企業が取り組む市民開発事例

このように、サイボウズの「市民開発ガイドライン」は、企業におけるDX推進の鍵としての役割を果たすことが期待されています。

kintoneの活用


また、このガイドラインに言及する形で注目されるのが、サイボウズのノーコード・ローコードツール「kintone」です。40,000社以上の企業が利用するkintoneは、簡単に自社の業務に合わせたアプリを作成でき、業務改善に役立つツールとして高い評価を得ています。

企業のデジタル化が進む中、サイボウズの取り組みはますます重要性を増しています。本ガイドラインを通じて、企業が市民開発を効率的に進めるためのヒントが期待されます。


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会社情報

会社名
サイボウズ株式会社
住所
東京都中央区日本橋東京日本橋2-7-1東京日本橋タワー 27階
電話番号

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