ICUシステム強化
2025-02-04 12:29:41

TXP Medical、ICUシステム「NEXT Stage ICU」の機能強化を発表

TXP Medical、ICUシステム「NEXT Stage ICU」の機能強化を発表



TXP Medical株式会社(代表取締役CEO:園生 智弘)は、2025年1月24日付けで株式会社エムシスの事業を譲受し、大病院向け集中治療(ICU)部門システム「NEXT Stage ICU」の機能を大幅に拡充することを発表しました。この取り組みは、全国の救命救急センターで利用されている同システムの強化を目的としています。

「NEXT Stage ICU」は、約20の全国主要病院で活用されており、多職種間での情報引継ぎや、JIPAD(日本ICU患者データベース)を含む臨床研究支援機能を提供しています。このシステムは、ICUでの業務効率化を目指した設計がなされており、患者の状態を正確かつ迅速に把握することが求められています。

機能の拡張


今回の譲受により、NEXT Stage ICUには新たな機能が追加されます。その一つが可視性の高い温度板機能です。この機能により、バイタルサインや医療機器設定、薬剤流量の記載がよりスムーズになります。また、各社の電子カルテと医事会計システムとのオーダリングデータ連携が実装されることで、情報の一元管理が可能になります。

これにより、ICUに関するさまざまなデータが効率的に管理され、病院経営にも大きなプラスとなることが期待されています。日本の集中治療における請求ミスは10〜30%にも上り、経営に深刻な影響を及ぼす要因となっていますが、新システムの導入によってそのリスクを大幅に軽減することができるでしょう。

現状の課題


日本のICUは、患者の状態を温度板を通じて適切に把握することが重要ですが、これまでのシステムでは情報管理が難しく、理想的なインターフェースの開発が行われてきませんでした。このため、ICUの業務効率化を図るには新しい技術とインターフェースが求められていました。

TXP Medicalの「NEXT Stage ICU」によって、この問題が克服され、ICU部門システムの決定版が誕生する見込みです。今後、AI技術を活用した診療報酬算定の最適化も計画されています。

未来に向けて


TXP Medicalは「医療データで命を救う」をミッションに掲げ、次世代の医療インフラを構築しています。この背景には現役の救急集中治療医である園生智弘CEOの情熱があります。同社の基幹システムであるNEXT Stage ERは全国の大病院で導入されており、将来的な医療サービスの向上に寄与しています。

TXP Medicalの一連の取り組みが、医療現場においてどのように機能するのか、私たちの期待が高まります。今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
TXP Medical株式会社
住所
東京都千代田区神田東松下町41-1H1O神田706
電話番号
03-5615-8433

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