日本ベネックスが新しいFIP太陽光発電所の運用をスタート
株式会社日本ベネックス(長崎県諫早市)は、既設のFIT太陽光発電所「ベネックスソーラーポート」のFIP制度への移行と蓄電池の併設を完了し、運用を開始したことを発表しました。この新しい発電所は、日本ベネックスにとって初の蓄電池併設のFIP太陽光発電所となります。
蓄電池併設の意義
これまで、日本ベネックスは、2013年に運転を開始した「ベネックスソーラーポート」で、FIT制度を活用して売電を行ってきました。しかし、近年の脱炭素社会の実現に向けて、需給の変動に対応した再生可能エネルギーの安定的な利用が求められています。そこで、蓄電池を併設することで、発電した電力の供給量を柔軟に調整できるようになります。
蓄電池は、夜間や電力需要が高い時間帯に電力を放電できるため、発電所の発揮できる収益が最大化されると期待されています。この最適な運用が、以下のような東芝エネルギーシステムズによって行われることになります。
ベネックスソーラーポートの詳細
「ベネックスソーラーポート」は、長崎県諫早市にあり、出力は320.2kW(DC)および250.0kW(AC)。さらに、蓄電池容量は774.0kWhに達します。令和5年8月23日より、蓄電池の運転も始まる予定で、これにより蓄電池システムの充放電制御による運用が加わります。
日本ベネックスは、2022年4月に始まったFIP制度を積極的に活用しており、現在48件の自社発電所を運営中です。そのうち24件の発電所はFIP太陽光発電所として運用されているとのことです。また、同社はEPC(設計・調達・建設)事業においても、多数の太陽光発電所と蓄電所の設置実績を持っています。
脱炭素社会への貢献
日本ベネックスは、自社の発電所への蓄電池の設置から得た知見を基に、他社の太陽光発電所への導入支援サービスを提供しています。再生可能エネルギーの普及とともに、脱炭素社会の実現へ向けた取り組みはますます重要になっていると言えるでしょう。
このように、日本ベネックスは、自社の再生可能エネルギー事業を通じて、総合的な電力供給の安定化に寄与しており、未来に向けた持続可能な社会の構築に大的解決を目指しています。今後も、新しい技術の導入や運用によって、エネルギーの安定供給と持続可能な開発に寄与していくでしょう。
会社概要
- - 社名: 株式会社日本ベネックス
- - 創業: 1957年
- - 所在地: 長崎県諫早市津久葉町99番地48
- - 代表者: 代表取締役社長 小林洋平
- - 従業員数: 約200名(グループ会社含む)
- - 事業内容: 精密板金加工・再生可能エネルギー設備の設計・施工・自社発電所運営
- - URL: 日本ベネックス公式サイト