渋谷サクラステージ4F「re-search」にて、松下徹/新美太基による展示「Out of Outline」開催 - Might Be Classics #5
CCCアートラボが企画する≪Might Be Classics≫プロジェクトの第5弾として、渋谷駅前に7月25日(木)開業の商業施設「Shibuya Sakura Stage」4F re-searchにて、アーティスト・松下徹/新美太基による展示「Out of Outline」が開催されます。
7月25日(木)~8月25日(日)の期間、2人のアーティストは「雲の音を聞く、または水の形を見る」というテーマのもと、独自の作品を展示します。
展示内容
新美太基は、施設内を行き交う人の動きに反応して様々な運動をするスピーカーを制作し、そのスピーカーの個性から逆算して発想した楽曲作品を発表します。松下徹は、振り子を用いてペインティングを行い、オートマチックに生成された図形同士をコラージュし、変形した絵画作品を制作します。
両アーティストの作品は、制作プロセスが共通しているだけでなく、普段からエンジニアやアーティスト、キュレーターやライターなど、様々な立場を変えながら制作活動に携わっている点が共通しています。
企画の背景
本展示は、都市が個別の部分の寄せ集めで形成されるように、細部が全体の形を規定する、または細部が決定していて、全体像が流動的に変化するプロセスで制作された作品が展示されます。
縦割りで形成されるわけではなく、アメーバ状に絡み合う都市のコミュニティから生まれる価値観を、その真逆のプロセスから作られる巨大な計画都市にインストールする、というプラクティスが試みられています。
アーティストプロフィール
松下徹
アーティスト/SIDE CORE ディレクター。1984年神奈川県生まれ。東京藝術大学先端芸術専攻修了。化学実験や工業生産の技術によって絵画作品を制作。高電圧の電流によるドローイング、塗料の科学変化を用いたペインティングなど、システムが生み出す図柄を観測・操作・編集するプロセスにより絵画作品を制作。またストリートカルチャーに関する企画を行うアートチーム SIDE CORE のディレクターの1人でもあり、国内外のストリートカルチャーに関するリサーチ/執筆をおこなっている。
新美太基
楽曲制作と共に、音楽プレーヤーや楽器などを自主制作した音響インスタレーション作品を制作。またプログラミングや装置の製作などを通し、様々なアーティストやミュージシャンの音響や展示制作をサポートすることを活動とし、近年では∈Y∋(BOREDOMS)の新プロジェクトFINALBY( )のメンバーとして、フジロックフェスティバル’21 に参加。また SIDE CORE のプロジェクトにおいてReborn-Art Festival(2022)に参加している。
re-searchについて
re-searchは東急不動産とCCCの「まちづくり協定」の一環として、アートの社会実装を試みる場です。調査、再検索、実践を繰り返し、次世代アーティストの応援などを通じ、渋谷をアートの力で盛り上げていきます。
≪Might Be Classics≫ とは
東京の「これまで」を見つめ、「これから」を見据え、明日からの生活へ示唆を与えてくれる、そんな気になるアート、そういうのもアート、というプロジェクトです。
販売情報
会場展示作品は、7月25日(木)より販売開始となります。
問い合わせ
[email protected](CCCアートラボ広報)
関連情報
Might Be Classics Instagram: https://www.instagram.com/mightbeclassics/
CCCアートラボ: https://www.ccc-artlab.jp/