陸前高田市から発信！地域を越えた新たなつながりを創造する仁藝の挑戦

地域と共に未来を創る株式会社仁藝

株式会社仁藝（にんげい）が、岩手県陸前高田市に設立されました。この会社は、「Rediscover Humanity.（人間性を再発見する）」という理念のもと、国内外の地域をつなぎ、共に新たな事業を創り出すことを目指しています。そして、人と人を結ぶ「SOU-HATSU」と、暮らしやすい環境を提供する「Co-KYO」という二つの主な事業を展開することで、境界を越えた連帯を進めています。

設立の背景

東日本大震災から14年が経過した今、地域社会は少子高齢化や過疎化といった問題に直面しています。これらの課題は、単なる人口の問題にとどまらず、地域に根付いた文化やコミュニティの消失を引き起こしています。また、多様な選択肢が存在する現代において、多くの若者が自分のアイデンティティを確立できずにいることも深刻です。

株式会社仁藝は、認定特定非営利活動法人として設立されたSETが、国内外交流を重ねてきたノウハウを活かして、地域間の連帯を強化します。NPOの公益性と信頼性、そして株式会社のスピード感と経済合理性を融合させることで、これらの社会的な課題にクイックで包括的な解決策を提供することを目指しています。

仁藝の使命

「仁藝」という社名は、「人」と「育ち合う」を意味しており、異なる背景を持つ人々が出会い、関係性を築くことの重要性を表しています。このような出会いを通じて、人は新たな可能性を見出し、未来を共に歩むことができるのです。株式会社仁藝は、そんな未来を築くことに挑戦します。

主要な事業内容

SOU-HATSU

この事業では、日本の地域のプレイヤーとアジア・アフリカ・ヨーロッパなどの地域リーダーを接続し、ビジネス共創プロジェクトを推進します。単なる交流の枠を超え、互いの地域が直面する課題を解決するための拠点開発を行います。

Co-KYO

「新しい暮らしのインフラ」として地域コミュニティに深く結びつくことができる長期滞在拠点を提供します。多拠点を巡る生活を通じて、その土地の文化や日常に深く触れる機会を創造します。

代表の思い

仁藝の代表取締役、岡田勝太氏は「人間は関係の中で育まれる」という哲学のもと、活動を行っています。彼は、地域文化の消失や若者のアイデンティティの喪失がグローバルな問題であることを認識しており、日本の地域と世界の各地を結ぶプラットフォームの創造を目指しています。SETからの出発を経て、岡田氏はこれまでの活動に感謝し、さらなる挑戦を続ける意志を示しています。