防災意識向上に向けた最新アンケート結果を徹底分析!
2024年9月に実施された「防災意識」に関するアンケート調査の結果が発表されました。この調査には、23,306名の回答者が参加し、自身の防災意識についての変化や具体的な備えの実態が浮き彫りになりました。
自覚される防災意識の変化
調査によると、回答者の13%が「防災意識が高くなっている」と感じており、35%は「どちらかと言えば高くなっている」と答えています。一方で、43%は自分の意識があまり変わっていないとのこと。しかし、このデータからも多くの人が防災に対する意識は少しずつ高まっていることが見受けられます。残念ながら、低くなっていると感じる人は9%を占めました。
ハザードマップの現状
「ハザードマップで自宅周辺を確認したことがあるか」という質問では、56%の人が「はい」と回答しました。これは、比較的多くの人が周囲の危険性について認識していることを示していますが、逆に32%は未確認という結果に。さらに、ハザードマップを活用して災害に備えたことがあるとするのは39%に留まり、53%は「ない」と答えています。このことから、知識を得ても実際の行動につながっていないケースが多いと考えられます。
自宅の防災備え状況
続いて、自宅での防災備えについて尋ねると、十分にできているという人はわずか3%で、29%が「多少できている」と答えています。しかし、約61%の人があまりできていない、もしくは全くできていないという結果になりました。自宅で行っている防災の備えとしては、1位が水・食料の備蓄、2位が懐中電灯の用意、3位が生活用品の備蓄、4位が充電器・ポータブル電源の用意、5位が持ち出し用の防災バッグの準備という結果でした。特に水や食料の備蓄は多くの人が意識していることが分かりますが、十分な備えができている人は少ないのが現実です。
結論と今後の課題
アンケートの結果は、全体として防災意識の向上が進んでいる一方で、実際の備えは十分とは言えない状況を反映しています。特に、ハザードマップの活用から実際の防災行動へとつなげるための施策が求められます。今後の意識向上とともに具体的な備えをさらに推進することが重要です。
このアンケートの結果を参考に、私たち一人一人が防災について考え、必要な備えをしていくことが求められています。意識向上と共に、一層の備えを進めていきましょう。
アンケート結果の詳細については、出典元「アイコニット・リサーチ」をぜひご確認ください。