アドビが非営利団体向けの新プログラム『Acrobat for Nonprofits』を発表しました。このサービスは、非営利団体のドキュメント作成や業務プロセスの効率化を目指し、支援者やボランティア、コミュニティへの影響力を高めることを目的としています。具体的には、世界中の非営利団体が必要とするAdobe Acrobat Proを、通常の価格より94%も割引した年間15ドルの特別価格で提供するというものです。
このアクションは、企業と同じように効率的な運営が求められる非営利団体に対して、最新のドキュメント管理ソリューションを提供し、彼らが抱える様々な課題を解決する手助けになります。アドビのプロダクトマーケティング担当シニアディレクター、ミチ アレクサンダー氏は、「アドビは、非営利団体が活動を推進するために必要なクリエイティブとドキュメント管理のニーズに応える唯一のパートナーです。」と述べています。
この新プログラムの一環として、非営利団体向けのAdobe for Nonprofitsがさらに充実し、Adobe ExpressやAdobe Creative Cloudも含まれています。これにより、非営利団体はストーリーを簡単に伝えるためのツールを手に入れ、行動を喚起し、さらなる変革を推進できるようになります。
非営利団体は常に限られたリソースで活動しており、必要なツールを手に入れることが簡単ではありません。しかし、Acrobat for Nonprofitsを通じて、これまで以上に多くの団体が簡単にアクセスできるようになり、契約や合意形成、助成金申請、報告書作成など、多岐にわたる業務を効率化できます。また、国際的な救済団体やコミュニティ団体は、Adobe Acrobatを利用することで、資金調達や文書管理の効率を高め、本来の活動により多くの時間を割くことが可能になります。
特に注目されるのは、国際救済委員会や全米有色人種地位向上協議会などの著名な団体が、Adobeのテクノロジーを用いて活動を抽出化している点です。これらの団体は、Adobe Acrobatを使って機密データの管理や契約書の作成、助成金申請にかかる事務作業を効率化しています。
さらに、BRIDGEGOODやCyArkといった他の団体もAdobeの道具を取り入れており、業務の効率を高めつつ重要な社会貢献活動を続けています。
この新サービスは、12月12日から全世界の対象団体に提供される予定で、非営利団体にとって大きな支援となるでしょう。アドビは、非営利団体がより効率的に運営し、影響力を高める手助けをするため、引き続きその活動を支援していく姿勢を示しています。このように、アドビは今後も社会変革を推進する団体とともに、デジタル体験を通じて新しい価値を提供していくことでしょう。