つばめBHB、53億円調達
2024-02-21 16:00:01

つばめBHB、シリーズCで53億円調達!海外投資家参入でグリーンアンモニア生産を世界展開

つばめBHB、シリーズCで53億円調達!世界展開に向けたグリーンアンモニア革命



持続可能な社会の実現に向け、革新的なグリーンアンモニア生産技術を開発するつばめBHB株式会社が、シリーズCの資金調達で53億円を調達した。今回の調達には、ドイツの老舗テクノロジー企業であるヘレウス社が初の海外投資家として参加。国内からも横河電機株式会社と株式会社環境エネルギー投資が新たに投資に加わった。これにより、同社の累計調達額は76億円に達する。

世界が注目するグリーンアンモニア技術



つばめBHBは、世界初となるエレクトライド触媒を用いた低温・低圧でのアンモニア合成技術を保有する。この技術は、従来の大規模プラントに比べ、大幅なCO2排出量削減と、場所を選ばない小規模分散型生産を実現する。特に、EUが導入した炭素国境調整措置(CBAM)や、2040年までのCO2排出量90%削減目標を掲げる中、欧州でのグリーンアンモニア需要の高まりを捉えた今回の調達は、同社の成長戦略において極めて重要な一歩となるだろう。

ヘレウス社参入によるグローバル展開



ヘレウス社は、金属、ヘルスケア、半導体など多様な分野でグローバルに展開する老舗企業。今回の出資は、同社の持続可能な技術開発への取り組みを加速させるものだ。両社は連携することで、ヨーロッパを中心としたアンモニア事業の開発、サプライチェーン強化を推進していく。

日本発の技術が世界を変える



つばめBHBは東京工業大学発の技術をベースに、4年間におよぶ実証実験を経て、商用化に成功。既に2025年8月生産開始予定の国内初号機プロジェクトは順調に進んでいる。さらに、東南アジアでの海外初号機プロジェクトも2026年度の生産開始を目指している。ラオスでは、現地企業と連携し、再生可能エネルギーを活用したグリーン水素・アンモニア、低炭素肥料の製造プロジェクトも始動しており、その事業展開はグローバル規模へと拡大しつつある。

投資家からの期待



各投資家は、つばめBHBの技術革新と成長性への期待を表明。ヘレウス社は、最先端の持続可能な技術開発への適合性、横河電機は計測・制御技術とのシナジー効果、株式会社環境エネルギー投資は脱炭素社会への貢献を期待している。

今後の展望



今回の調達資金は、プラントのコスト低減、中規模プラントの商用化に向けた研究開発、次世代触媒の開発、人材育成に充てられる。つばめBHBは、日本発の技術を武器に、世界規模でのグリーンアンモニア普及を加速させ、脱炭素社会の実現に大きく貢献していくことが期待される。

会社情報

会社名
つばめBHB株式会社
住所
神奈川県横浜市港北区新横浜2-3-12 新横浜スクエアビル 6階
電話番号

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