研究支援システム「Research Manager」誕生!PHRデータ活用で医療研究を革新
株式会社ヘルステック研究所は、医学および健康増進分野の研究者を対象に、同社が提供する生涯PHRアプリ「健康日記」に記録された健康情報の閲覧、集計、出力を可能とした研究支援システム「Research Manager」を開発し、販売を開始しました。
近年、PHRデータの利活用に関する研究が盛んに行われており、同社は、研究者がPHRデータを効果的かつ効率的に利用できるシステムの開発を進めてきました。本システムは、研究者の負担軽減と研究対象者との連携強化を目的としています。
研究支援システム「Research Manager」の主な機能
「Research Manager」は、研究対象者の健康情報を匿名化した上で、研究者がWebアプリを通じて閲覧、集計、出力できるシステムです。主な機能は以下の通りです。
1.
登録情報の閲覧:研究者は「健康日記」アプリに集積される研究対象者の健康情報をID別に一覧で確認できます。これにより、登録状況を把握し、欠測を防ぐことができます。
2.
メッセージの送信:研究者は、研究対象者IDごとに指定された頻度、時間に応じてメッセージを送信できます。スマートフォンへのプッシュ通知により、データ登録や行動変容を促すことも可能です。
3.
登録情報の集計、出力:研究者は「Research Manager」内で簡単に集計を行い、必要な情報をCSVファイル形式で出力できます。PHRデータを活用した臨床研究において、効果的かつ効率的な情報解析を支援します。
研究者と研究対象者を繋ぐ
「Research Manager」は、多様なPHRアプリが存在する中で、研究に必要な情報を登録し、メッセージを送信し、情報を集計できる、研究者にとって非常に重要なツールとなります。研究者の業務負担を軽減するだけでなく、研究者と研究対象者との繋がりを支援することで、より信頼性の高い研究を促進します。
将来への展望
ヘルステック研究所は、「Research Manager」の開発を通じて、PHRデータの利活用を促進し、医療研究の発展に貢献していきます。今後も研究者のニーズに合わせた機能のアップデートを行い、より使いやすいシステムを目指していく予定です。
健康日記について
「健康日記」は、ヘルステック研究所と京都大学の共同研究により開発された生涯PHRアプリです。体重、血圧、カロリー、服薬履歴などの記録、スマートフォンのヘルスケア機能との連携による歩数データの自動取得、グラフ表示や判定閲覧など、様々な機能が搭載されています。累計ダウンロード数は18万を超えています。
ヘルステック研究所について
ヘルステック研究所は、データに基づく健康管理の質の向上を目指し、京都大学との共同研究など、健康・医療・介護に関わる個人データ(PHR)の標準化および利活用促進に取り組んでいます。
「健康日記」の他、医療従事者向け勤怠管理アプリ「医働日記」、大学向け健診サポートシステム「CAMPUS」など、多岐にわたるサービスを展開しています。