一の湯の新客室、ユニバーサルデザインに対応
老舗旅館「一の湯」は、神奈川県箱根町に新たにユニバーサルデザインを考慮した客室を改修中です。この改修は、観光客の多様なニーズに応えるための重要な取り組みであり、インクルーシブな宿泊体験の提供を目指しています。2025年10月24日から予約受付を開始し、宿泊は12月23日からとなる予定です。
ユニバーサルデザインとは?
ユニバーサルデザインとは、年齢や能力に関わらず、誰もが使いやすいデザインを意味します。一の湯では、障害を持つ方を含む多くの方々が快適に過ごせるように、客室のレイアウトや設備に工夫を凝らしています。具体的には、バリアフリートイレや段差の配慮、視認性を考慮した設計などが行われます。
改修のポイント
今回の改修では、一般客室2室を統合し、以下のような特徴を持つスイートルームに生まれ変わります。
- - 露天風呂:外気を感じながら移動できる導線が考慮されています。
- - 専用サウナと水風呂:客室内で温冷浴を行える空間が作られ、「リラックスできる時間」を提供します。
- - ユニバーサル設計:トイレのバリアフリー化や、動線・視認性の向上にも力を入れています。
このように、単に高級化を図るだけでなく、「誰と一緒でも楽しめる部屋」を意識した再設計が施されています。
背景
箱根は、国内外から毎年約2000万人が訪れる観光地です。ですが、ユニバーサルツーリズムやナイトタイムエコノミーへの対応は十分とは言えません。「訪れたいのに泊まれない」という層が存在するのです。一の湯では接遇教育などを進めてきましたが、宿泊空間の改善はまだ課題でした。今回の改修工事は、その第一歩と言えるでしょう。
将来展望
一の湯ではこの改修を単体の改善に留めず、他の施設へのモデル転用も視野に入れた取り組みとしています。箱根地域全体のユニバーサル滞在の拡大を目指し、より多くの人々にとって居心地の良い宿泊環境を整えることを目指します。
予約情報
この新しいスイートルームの予約は、公式ウェブサイトや旅行サイトでも可能です。宿泊料金は27,830円から(2食付、税込)と季節によって変動があります。
- - 予約開始日:2025年10月24日(金)
- - 宿泊開始日:2025年12月23日(火)予定
箱根での新たな宿泊体験が待ち遠しいですね!詳細は一の湯の公式サイトで確認できますので、ぜひご覧ください。