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船井総研ロジとOKI、物流分野における新たな提携の発表

2024年4月の働き方改革関連法の施行に伴い、物流業界は変革の時を迎えています。特に、中小物流会社はドライバーの確保や運搬能力が厳しくなっており、多くの企業がDX（デジタルトランスフォーメーション）を進める一方で、その実現が難しいという課題があります。こうした現状を受け、船井総研ロジ株式会社と沖電気工業株式会社（OKI）は業務提携を結び、物流分野のデジタル化を推進することを発表しました。

業務提携の背景

船井総研ロジは物流コンサルティングの豊富な実績を誇り、現場に根ざした実行支援のノウハウを基に、企業の物流課題に対して戦略的なソリューションを供給しています。一方、OKIは中期経営計画2025において、新たな事業領域として物流分野に着目し、支線～幹線輸送の最適化を目指して段階的な事業参入に取り組んでいます。この二社が手を組むことで、より多くの中小物流企業が直面する課題に対する効果的なソリューションの提供を目指すことになりました。

提携の狙い

提携の主な目的は、中小物流会社や荷主企業が抱える人手不足や運送能力の低下といった問題の解決にあります。特に、地方にある中小物流会社に対しては手軽に利用できるサービスを提供し、マッチングを図ることで共同配送の実現を狙っています。このプラットフォームは、輸送管理システム（TMS）や倉庫管理システム（WMS）といった各種システムへのアクセスを容易にし、企業ごとのニーズに応じて利用できる機能を持っています。

具体的なサービス内容

この提携によって提供されるサービスは、以下のようなものになります：

• - 輸送管理システム（TMS）や倉庫管理システム（WMS）の提供：中小企業でも導入しやすい形でのシステム提供を目指します。
• - 荷主企業向けのソリューション：地方の中小物流会社との連携を図り、困難な輸配送の手配をサポートします。
• - グローバル展開：海外市場に対しても、日本国内での成功事例を基にしたサービスを展開することを目指します。

今後の展望

2026年からは「支線～幹線輸送の最適化」に向けた活動が本格化し、両社の知見や技術を組み合わせた新たなソリューションが期待されます。この業務提携を通じて、特に得意とする地方の中小物流業者が、DX投資を行う前に必要な基盤を整備することを助け、同時に物流業界全体の効率化を図っていく狙いです。

会社概要

船井総研ロジ株式会社

• - 所在地：東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲
• - 代表者：橋本直行
• - 設立：2000年5月10日

沖電気工業株式会社

• - 所在地：東京都港区虎ノ門1-7-12
• - 代表者：森孝廣
• - 設立：1949年11月

今後、両社が手を携えてどのような新しいサービスを提供し、物流業界の発展に寄与していくのか、目が離せません。

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