東通グループが新たな不動産戦略を発表したプレスカンファレンスの全貌

東通グループが描く不動産の未来

2025年の新たなプロジェクト「不動産をもっと自由に大作戦」を掲げる東通グループは、2023年10月20日にザ・プリンスパークタワー東京でプレスカンファレンスを開催しました。これは、2025年から始まる新たな不動産の使い方や概念を探求するという意欲的な取り組みです。

プレスカンファレンスの概要

会場には、東通グループの共同代表である桜木翔とHUGO CHIANG、そして執行役員の桜井吉男が登壇しました。桜木代表は、「東京という街、そして不動産の未来を、より明るく、希望に満ちたものにしていきたい」と強い意志を示し、参加者から大きな拍手を受けました。

桜井執行役員は、事業戦略を二つの面から詳しく説明しました。一つ目は、東京から首都圏外への進出についてであり、現在の不動産再生事業「TRUST VALUE」の関西初展開について紹介しました。彼によると、「大阪は今後さらなる成長が期待されている不動産マーケット」とのことで、シリーズ40棟目となるリノベーションプロジェクト「TRUST VALUE 本町」の詳細も発表されました。

新たなプロジェクト案

桜井氏は、本プロジェクトの中でセットアップオフィスや無人ホテル「illi Jam Shinsaibashi」のオープン計画についても触れ、「木の温もりを感じるデザインのオフィスと、居住者にくつろぎを提供する高級感ある空間を演出します」と語りました。これに続いて、福岡への進出に関する計画も明らかにされ、同地域が「日本でもっとも勢いのある都市の一つ」と紹介されました。

特に「Totsu Residence」シリーズとしての開発案が注目を集めました。「Totsu Residence Hakata East」は純居住用に特化した大規模バリューアップ賃貸物件であり、居住者に上質な空間を提供できるようデザインされるそうです。

都心での展開

さらに、東京でのプロジェクトとして「新橋駅東口地区市街地再開発準備組合」に参画することが発表され、未来の新橋にふさわしい都市空間を創出することを目指すと述べました。また、「TRUST VALUE」シリーズのプロジェクトは、東京の都心一等地での同時進行を予定しており、個性を活かした次世代のリノベーションを実現するための新たな視点を取り入れることを語りました。

最後に、桜井執行役員は「私たちの不動産再生事業が街そのものを活性化させる信念の表れだ」とし、今後の展望に期待を寄せました。