新しく登場するeラーニング「取適法入門」で法令遵守を学ぶチャンス

eラーニング「取適法入門」が2026年1月に開講

株式会社日本能率協会マネジメントセンター（JMAM）は、企業や個人向けの教育・研修プログラムを展開しており、その新しい試みとしてオンライン教育ツール「eラーニングライブラリ®」に新コース「取適法入門」を2026年1月に追加します。これは、2026年から施行される「中小受託取引適正化法（通称：取適法）」に合わせた重要な内容であり、法律の改正ポイントを具体的に学ぶことに重点を置いています。

取適法とは

取適法は、中小企業の受託事業者を対象にした法律で、取引の公正化を目指し、支払の遅延や不当な取引を防ぐことを目的としています。この法律の施行により、中小事業者の利益が強化され、企業は法令遵守を果たすことが求められます。違反が発覚した場合、罰金や行政指導、さらには企業名の公表による信用損失など大きなリスクを伴います。

特徴と目指すもの

「取適法入門」のコースでは、法律改正による新しい「事業者区分」や「取引範囲」、「禁止事項」について、具体例を交えながら詳しく解説します。学習の目的は、法令に準拠した適切な取引環境を構築し、実務に活かせる知識を提供することです。具体的には、以下の内容が盛り込まれています。

- 法律で定める「4つの義務」と「11の禁止行為」を柔らかく理解できます。
- 現場での実務で生じるリスクや、具体的なケーススタディを用いて説明していきます。
- テスト形式による学習を通じて、実務での判断力を養います。

対象者

このコースは、ビジネスパーソン全般を対象としており、特に事業者間の取引に関与する従業員や購買部門の担当者にとって非常に有益です。想定学習時間は約60分で、最短での実施なら36分に短縮することも可能です。これは、忙しいビジネスパーソンにとっても手軽で、効率的な学びの機会を提供します。

JMAMとそのeラーニングライブラリ®

JMAMのeラーニングライブラリは、マルチデバイス対応でオンラインからアクセス可能です。500以上のコースが用意され、すべての企業が利用できます。このライブラリはコンプライアンス遵守やハラスメント防止の教育を含むさまざまなプログラムがあり、これまでに4,500社以上が導入しています。また、自社の教育ポータルとしても利用できることが大きな魅力です。