スタートアップ企業「ケミカン」、タクシー広告での成功を語る

株式会社IRISが運営する日本で最大のタクシーサイネージメディア「TOKYO PRIME」が、スタートアップ企業「株式会社ケミカン」にオリジナル番組の制作と放映の機会を提供しました。この取り組みは、「Industry Co-Creation (ICC) サミット FUKUOKA 2024」での優勝賞品として行われました。

放映概要

この新たな広告キャンペーンは、2024年6月3日から6月30日までの4週間にわたり、全国の35都道府県で約70,000台のタクシーにて実施される予定です。放映の数量と幅広いエリアでの展開は、高い視認性が期待される結果となるでしょう。

ケミカンの事業と背景

株式会社ケミカンは、化学物質の安全データシートを一元管理できるクラウドサービスを提供しています。この新しい試みの実施に際し、代表取締役CEOの清水氏は、初めてコンテストに出場したことが多くの学びにつながったとコメントしています。

「私はどのような反応が得られるのかを知りたかった」と清水氏は語り、KPIを設定するよりも視聴者からのフィードバックを重視したと述べました。タクシー広告は、利用者に直接的にアプローチできる媒体として期待され、広告効果の検証が行われます。

実施効果と反響

このキャンペーンを通じて、潜在的な顧客からは「広告を見たことがきっかけで問い合わせをした」という声が多数寄せられています。商談においても、タクシー広告をきっかけに資料請求を行ったといった実績から、実際の効果を実感したようです。特に、周囲の友人からの反響や、福岡の地域特有の関心が広がっていることも確認できました。

このようにケミカンは、タクシー広告が自社のブランド認知度を高めることに寄与し、採用市場でも存在感を示す結果を得ています。また、サイネージメディアが有力なチャネルとなり得る可能性を示唆するきっかけにもなりました。

今後の展望

IRIS社は、「PRIME MEDIAで人と産業に新たなきっかけを」というビジョンを掲げ、これからもタクシー広告をはじめとし、様々なメディアを通じて人々に価値ある情報を提供していく意向です。ケミカンのようなスタートアップが、この新しい広告手法を活用することで、ビジネスの拡大を目指していくのは今後の注目ポイントです。