飲酒運転撲滅を願う地域イベント、130名が参加し啓発活動を実施

飲酒運転撲滅イベントの成功裏に開催

2025年8月28日、新日本製薬株式会社が福岡市にて「飲酒運転撲滅イベント」を開催しました。これは福岡県が定めた「飲酒運転撲滅週間」に合わせて行われ、130名を超える参加者が集まりました。このイベントは、飲酒運転による悲劇を未然に防ぐための啓発活動として位置付けられています。

被害者の声を耳にして

イベントでは、飲酒運転によって家族を失った被害者の方々が登壇し、実際の体験を元にお話しされました。福岡市海の中道大橋でご遺族である大上かおり氏、北海道で教え子を事故で亡くした元担任教師の小田島数幸氏、またNPO法人はぁとスペース理事長の山本美也子氏が、代表の後藤孝洋氏とともに対談を実施。その内容は「未来へ伝えていきたい想い」というテーマで非常に感動的でした。

特に、山本氏は自身の息子が飲酒運転の事故で命を落とした体験を語り、参加者に「飲酒運転の危険性を決して忘れないでほしい」と訴えました。その言葉は、多くの参加者の心に深く響きます。

旗の波運動とVR体験コーナー

午前中には、参加者たちが旗を掲げて走行する車に対してアピールする「旗の波運動」が行われました。この運動には、130人以上が参加し、それぞれの願いを込めた旗を掲げることで、飲酒運転撲滅の意識を広めようとしました。その様子は非常に感動的で、力強いメッセージを多くの人々に届けることができました。

また、本社カフェテリアでは、VR体験コーナーも設けられ、参加者が飲酒運転の危険性を疑似体験することができる内容となっていました。実際に運転をした際の視界や反応を体感することで、よりリアルな理解を促しました。このような取り組みが、飲酒運転撲滅に向けた重要な教育の一環となっています。

引き続き支援と啓発に取り組む

新日本製薬株式会社は、2018年より「飲酒運転撲滅を推進する市民の会」の一員として、飲酒運転撲滅に向けての多くの活動に取り組んできました。啓発映画「0からの風」の制作や、「飲酒運転撲滅を誓うモニュメント」の設置など、さまざまな活動を通じて地域への重要なメッセージを発信しています。

最近では、山本氏の講演が多くの若手社員に影響を与え、昨年には「ひまわりの種プロジェクト」を通じて地域の高校との連携も強化しました。このように、企業だけでなく地域全体を巻き込む形でいかにして飲酒運転を撲滅していくのか、今後も注目が集まるところです。