エクサウィザーズとFFG、AIファーストの組織変革へ向けた業務提携を強化
株式会社エクサウィザーズ(東京都港区、代表取締役社長CEO:春田 真)と株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(福岡県福岡市、取締役社長:五島 久)が、AIを前提とした組織変革に向けて業務提携を一層強化することを公表しました。本提携では、FFGが掲げるAIファーストの7つのコアユースケースの中でも特にバックオフィス領域に焦点を当て、AIを用いた業務の再設計に伴走します。
FFGは2026年に、顧客体験や業務、組織そのものをAIを起点にした形で再設計するという方針を掲げました。その中で、バックオフィス業務を「AI×BPR」によって抜本的に再編成し、従業員は確認や特殊な案件への対応に注力できるような体制への移行を目指しています。
九州における人口減少と地域金融の課題
九州地方は全国的に人口減少が進んでいる地域で、地域金融機関は限られた人員で業務の質を維持しつつ、地域社会や顧客への支援を強化しなければならないという難題を抱えています。特に銀行のバックオフィス業務は、顧客からの申込みから書類確認・登録・処理・保管に至る一連の複雑なフローから成り立っています。現状では紙媒体での手続きが多く、目視での確認など人手がかかる工程が数多く存在しています。
そのため、特定の業務をAIで代替するだけでは効果が限られてしまうことが明らかです。FFGは、申込みから保管までの一連の業務プロセスを一貫して見直し、業務そのものを再設計する方針を打ち出しました。
業務プロセス改革の三つの原則
新たに提案された業務プロセス改革の三つの原則は以下の通りです:
1.
Web化/システム化:申込みを電子媒体で受け付け、後続の工程へデータを自動で連携すること。
2.
AIエージェント/RPA活用:書類の確認やデータ入力作業を自動化すること。ここでのAIエージェントは、自ら目的に沿って作業を進めるAIを指します。
3.
BPR(業務プロセスの抜本的な再設計):従来の規程やルールにとらわれずに業務プロセスを見直すこと。
これらの原則に基づき、エクサウィザーズはエクサフォワード九州(福岡県福岡市、代表取締役:小山 貴大)を中心に、見える化と変革案の立案を進めていきます。福岡にあるエクサフォワード九州のコンサルタントやエンジニアが現場に常駐し、FFGとともに改革を推進していく方針です。
今後の展望と地域貢献
FFGの計画では、AIを活用することで業務のシフトを実現し、人的資源を高付加価値な領域に再配置することを目指しています。エクサウィザーズグループによって構築されるAI活用のノウハウは、九州地域の他の自治体や企業のAI導入に役立つことが期待されます。実際に、FFGの職員が自らAIを使った業務の改善を継続できる体制も整えられる見込みで、業務の効率化と地域経済の活性化の足掛かりとなるでしょう。
今回の業務提携を通じて、エクサウィザーズとFFGは、地域経済にとっても大きな影響を与えるAI活用の新たな局面を切り開いていくことを目指しています。特にバックオフィスの革新は、地元経済への貢献を含め、将来的な成長につながる重要な一歩と言えるでしょう。