新たなCRMサービス『レシートCRM』の展開
フェリカネットワークス株式会社は、2024年8月末に新しい顧客管理(CRM)サービス「レシートCRM」の提供を開始します。この革新的なサービスは、顧客がスマートフォンで撮影したレシートを簡単に投稿することで、従来の複雑な顧客管理が劇的にシンプルになります。
レシートを活用した新しい顧客管理
「レシートCRM」サービスは、顧客から投稿されたレシート画像を解析し、それに基づく情報を元に顧客管理を行います。具体的には、購買情報と連動してポイントの付与、保有ポイントに基づくランク設定、インセンティブ管理などの機能が一体となって提供され、企業が求める様々な要素を一つのプラットフォームで実現します。
このサービスは、主に飲料、食品、生活用品メーカーがターゲットとなっており、短期的なキャンペーンではなく、顧客との持続的な関係を構築するための支援を行います。購買履歴を蓄積し、可視化することで、企業側の顧客理解を深め、よりきめ細やかなサービスが提供できることを目指しています。
市場のニーズを捉えた新サービス
近年、企業は顧客とのタッチポイントを積極的に強化しようとしています。特に、優良顧客は“お得”以外のインセンティブを求める傾向が強いことから、独自の価値を提供する活動が重要になっています。このような背景から、「レシートCRM」に対する関心が高まっており、手軽で効果的なCRMサービスが求められています。
競争優位性とサービスの特長
このサービスの大きな強みは、レシートの情報をもとに高精度で購買情報を判定し、関連する機能をワンパッケージで展開する点です。これにより、導入コストを抑えつつ、準備時間を大幅に短縮することが実現。ウェブベースで提供されるため、既存のオウンドメディアへの連携も容易です。
主な機能
1.
高精度の購入情報解析: ユーザーが投稿したレシートから、購入期間や対象商品、金額などを正確に分析。光学文字認識(OCR)と目視で、緻密な審査を実現。
2.
マイページ機能: ユーザーがレシート投稿やポイント累積、ランク確認が可能な個人用ページを提供。リアルタイムで管理者がコンテンツの追加や変更ができ、運用のスピード性が向上。
3.
管理者向けBO機能: 商品ごとのポイント設定や、顧客の購買状況を把握できるレポート機能を搭載。これにより、瞬時に利用状況の分析が可能となります。
4.
迅速な導入: 従来の施策に比べ、最短6~8週間でサービスの立ち上げが可能。
利用までの流れ
この「レシートCRM」の初期費用は300万円からで、月額費用も約40万円という手ごろな価格で提供されます。まずは初期の導入事例として伊藤ハム米久ホールディングスが「伊藤ハムマイレージプログラム」で活用する予定です。
まとめ
このように、フェリカネットワークスの「レシートCRM」は、企業が顧客と深い関係を築くための強力なツールです。レシートという身近なアイテムを切り口にした新しい顧客管理の手法として、今後の展開が期待できるサービスです。興味のある事業者は、ぜひこの機会に問い合わせをしてみてください。