株式会社OZが提供する新たな処方箋入力サービス「Pas-IS」とは
新サービスの紹介
2023年、株式会社OZが満を持してリリースしたのが、チェーン薬局向けの処方箋遠隔入力サービス「Pas-IS」(特許取得済み)です。このサービスは、保険薬局の運営を支援するために設計されており、医療事務の人材を他店舗から活用し、効率的に処方箋入力を行うことを可能にします。また、医療事務を集中させて入力センター化することにより、医療現場の効率を格段に向上させることを目指しています。具体的には、同一法人内のリソースを最大限に活かし、医療スタッフが本来の医療業務に専念できる環境を提供することで、質の高い薬局経営が実現します。
開発の背景
OZ社の代表取締役CEO、山田猛氏が率いる同社は、2024年7月30日に処方箋入力代行サービス「ふぁーもっと」を開始しました。このサービスでは、医療事務の専門スキルを持つオペレーターが処方箋を代行して入力します。多くの薬局から寄せられた「チェーン内で完結したい」というニーズに応え、今回は「Pas-IS」の開発に至りました。この新サービスにより、同一チェーン薬局内で完結することが可能になり、業務効率とクオリティの向上を図ります。
サービスの具体的内容
「Pas-IS」では、店舗から処方箋を送信し、他店舗または入力センターにて処方箋が受信される仕組みがあります。この方式では、複数の店舗からの処方箋を一元的に受け取ることができ、入力内容の優先順位を自由に設定できます。加えて、レセプトコンピュータを介さないため、さまざまなメーカーのレセコンでも利用できる点が特徴です。また、データ集計やCSVダウンロードの機能も搭載され、薬局のリソースを最大限に活用できるようになっています。
導入によるメリット
このサービスには多くのメリットがあります。まず、同一法人内で人材を適切に配置することで業務の平準化が実現します。また、突発的な人手不足や業務量の変動にも迅速に対応できるため、店舗の運営が安定します。更には、業務負担が軽減されることで、スタッフはより多くの時間を患者対応に充てられるようになります。地方や離島における人手不足の克服にもつながり、持続可能な地域医療の実現が期待されます。そして最終的には、事務員の稼働効率が向上し、薬局全体の経営改善にも寄与します。
利用のイメージ
この新しいサービスは、非常に簡単に運用できます。処方箋を送信する店舗は、受付時に処方箋の写真を撮るだけで、スムーズな運用が可能です。一方、入力代行側では受信した処方箋画像を確認することができます。これにより医療現場での負担を大幅に軽減し、患者への対応がより丁寧に行える環境が整います。
安全性とセキュリティ対策
「Pas-IS」は、送信された処方箋画像を一定期間で削除することにより、安心・安全なサービス提供を最優先に考えています。適切なセキュリティ対策を講じ、法規制を遵守した上で、現行の医療システムに影響を与えずに導入できるため、スムーズな移行が実現します。
株式会社OZのビジョン
株式会社OZは、2024年4月11日に設立され、ゼロから無限の「夢の実現」を目指しています。保険薬局向けのソフトウェア開発を通じて、顧客と共に新たな価値を創造し続ける姿勢を持っています。「Pas-IS」はその一環として位置づけられており、地域医療を支えるための革新的なサービスです。今後の展開が期待されます。