最新テクノロジーで防災を進化させる!
2024年、豊島区で開催された「としまDOKI DOKI防災フェス」では、約200名の来場者が防災への意識を高める体験を通じて参加しました。出展したのは、AIとIoT技術を活用して「待つ」を無くすサービスを提供する株式会社バカン。本イベントで、マイナンバーカードを使用した新たな避難所入所の仕組みが紹介されました。
展示されたサービスの概要
この日、来場者は、従来の紙ベースの避難者カードと、マイナンバーカードを活用した受付の二つの体験を通じて、その違いや利便性を実感しました。特に、マイナンバーカードリーダーでの入所受付は、煩雑な記入作業を省く画期的な方法として注目を集めました。
参加者の声
参加者からは、以下のような意見が多数寄せられました。
- - 避難所の利用時に必要な避難者カードの存在を知らなかった。
- - マイナンバーカードであれば記入が不要になることを知り、発行を前向きに考えるようになった。
- - アプリによる事前登録で、スムーズな避難が可能になることを理解し、登録を希望する声が上がった。
tami tamiアプリの特徴
バカンが展開する「tami tami」アプリは、非常時に役立つ様々な機能を備えています。本人確認から避難所のマップ、物資管理など、非常時に必要な機能が満載です。また、平常時からも公共施設の予約や情報共有ができるため、日常生活でも活用できます。このようなサービスは、行政の業務効率化に寄与し、住民の利便性を大いに向上させることが期待されています。
機能の詳細
アプリには、下記の機能があります:
- - 避難所マップ:近隣の避難所の状況をリアルタイムで確認できるマップ機能が搭載されています。利用者はQRコードや専用URLから、事前の登録なしでアクセスできます。
- - VACAN Maps:この機能により、現在地周辺の避難所を簡単に見つけられ、混雑状況も確認できるため、迅速な判断が可能です。実際に、最近の台風や地震の際に多くの自治体で活用されています。
自治体への導入実績
バカンは、これまで300以上の自治体に対し、避難所の混雑情報を可視化し、地域住民及び観光客に対するサービスを提供してきました。今後も「tami tami」に新機能を追加し、公共施設の予約や防災対策を一層推進していく予定です。
株式会社バカンについて
株式会社バカンは、2016年に設立された企業で、東京都千代田区に本社を構えています。経済産業省によるJ-Startup 2019に選定され、IoTやAIを活用し、様々な場面での混雑を可視化する技術を開発してきました。常に新たなサービス展開を目指し、地域に根差した企業として活動しています。
防災意識の向上と、最新のデジタル技術の融合が新たな時代の防災を実現する鍵となるでしょう。