湘南藤沢に誕生するシェア型研究拠点の魅力と構想
2023年4月末、湘南藤沢市に新しい研究拠点として「湘南藤沢インキュベーションLABO」が開設される予定です。この施設は、株式会社セットが運営するシェア型の研究施設であり、化学やIT分野において活動する企業が利用できるレンタルラボとして注目されています。
湘南藤沢インキュベーションLABOの概要
このインキュベーションLABOは、藤沢市遠藤に位置し、準工業専用地域内に建設されることになっています。最寄りの湘南台駅からは車で約10分、そして綾瀬スマートインターまでのアクセスも良好で、利便性が高い立地にあります。建物は鉄骨造の2階建てで、延べ床面積は866平方メートルです。施設の耐荷重は1階が1000キロ、2階が500キロとなっており、利用者はそれぞれのニーズに合わせて使い分けることができます。
これに加えて、施設内には全室に電灯や動力、上下水道のインフラが整っており、利用者が研究や開発に集中できる環境が提供されています。
スタートアップ企業へのサポート
湘南藤沢インキュベーションLABOは、特に化学やITなどものづくりの分野で成長を目指すベンチャー企業を対象としています。初期投資を抑えられるだけでなく、30~60平方メートルのスペースからスタートすることができるため、事業が成長するにつれて必要に応じて賃貸スペースを拡大することも容易です。
また、株式会社セットは2022年1月よりインキュベーション事業部を設立し、すでに3つのシェアオフィスを運営しています。さらに、起業家やメンターが日替わりで提供するスナック形式の交流拠点「イノベーションスナックみらぼ」も立ち上げ、ネットワーキングの場を設けています。
地域課題への取り組み
湘南藤沢のインキュベーションLABOは、地域の企業が育成される重要な拠点としても期待されています。市内には慶應藤沢イノベーションビレッジ(SFC-IV)などの施設がありますが、インキュベーション施設を卒業した企業の受け皿が存在せず、その空白を埋める役割を果たすことを目指しています。本ラボの設立により、地域課題の解決にも繋がるという意図があり、スタートアップ支援を通じた地域活性化を図ることが期待されています。
このように、湘南藤沢インキュベーションLABOは地域の発展に寄与する場として注目されているだけでなく、さまざまな企業にとってのチャンスを提供する重要な拠点となるでしょう。
詳細については、
物件の紹介ページをご覧ください。