ケイト・ウィラサクレック選手が大熊警備隊に入社
福島県双葉郡に本社を構える株式会社大熊警備隊は、2025年5月1日付でプロキックボクサーのケイト・ウィラサクレック選手を社員として迎え入れたことを発表しました。彼女は本名を宮本ケイトとし、東京都足立区出身で、日本とベラルーシのハーフとして知られています。地元の復興を支援しつつ、格闘家としても成長を続ける姿勢が大いに期待されています。
ケイト選手のプロフィール
ケイト選手は2003年11月16日生まれ、3歳から極真空手を学んでおり、数多くの大会での優勝経験を持っています。高校1年生の時に入門したウィラサクレックムエタイジムでは、キックボクシングに転向し、2020年10月にプロデビューを果たしました。2021年にはM-1 JAPAN女子ライトフライ級王座を獲得し、その名を広めることになりました。
大熊警備隊は、彼女の格闘家としての実績や将来性、同社の理念に対する共感を踏まえ、彼女を採用することを決定しました。4月12日に開催されたお披露目イベントでは、警備ユニフォームを着た彼女が登壇し、その存在感を示しました。
ケイト選手の新たな挑戦
入社後、ケイト選手は主に広報業務や警備業務に従事する予定です。彼女は、格闘家としてのキャリアを追求しながら、社会への貢献を目指すことに意欲を燃やしています。入社にあたり、「社会に貢献できる環境を整えていただいたことに感謝しています。大熊警備隊の一員としての誇りを持ち、全力で練習に励みます」とコメントしました。
大熊警備隊の取り組み
大熊警備隊は、格闘家が警備員として働くことにより、地域を安全に保ちながら格闘家のキャリア支援をするモデルを構築しています。この取り組みは、地域住民の安全を確保するだけでなく、格闘家にとっても安定した経済基盤を提供することを目指しています。そこで、社員として採用された格闘家には、ジム費用やサプリメント費用の支援、スポンサー募集や遠征サポートなどが行われます。
社会貢献を目指す
大熊警備隊は「福島県浜通りを格闘家が守る日本一安全な町を目指す」という最終目標のもと、地域活性化や復興支援にも力を入れています。東日本大震災と原発事故の影響を受けた地域において、格闘家による警備が好影響をもたらすと考え、地域貢献活動を推進しています。また、AIやIoTを活用し、最先端の警備スタイルを構築することで、より高いレベルの安全を提供することも目指しています。
このような背景の中で、ケイト選手の入社が地域にどのような貢献をもたらすのか、これからの動きに注目が集まります。彼女の活動が福島県浜通りの復興に寄与し、多くの人々に希望をもたらすことを期待したいです。