MCG解析サービスの導入
2023-02-10 13:16:38

心臓疾患の早期発見に役立つMCG解析が導入された「Cardisuny C800」

心疾患の早期発見を可能にしたMCG解析サービス



近年、心臓病のリスク評価が重要視されている中、新しいMCG(Multi-function CardioGram)解析サービスが12誘導心電計でも実施可能になりました。この技術は、米国で開発されたもので、安静時の心電図を高精度なコンピューターで周波数解析し、約4万人の臨床データと照合してリスクを数値化します。心筋梗塞や狭心症等の疾患が自覚症状なく進行することが多く、早期発見が難しいため、このサービスは非常に価値があります。

これまでMCG解析を行うには特別な専用端末が必要でしたが、新たに解析サーバーによるデータ通信がAPI化されたことで、一般的な心電計でもデータを処理することが可能に。特に、フクダ エム・イー工業株式会社が提供する最高機種「Cardisuny C800」は、API対応が完了し、本年1月16日よりMCG解析サービスが開始されました。これにより、患者側は12誘導心電計を使用するだけで、心疾患のリスク評価がスムーズに行えるようになるのです。

狭心症・心筋梗塞の現状



心臓病は日本において第2位の死因とされ、年間約20万人が心臓病で亡くなっています。これらの多くは虚血性心疾患で、心臓の動脈が動脈硬化によって詰まり、血液が不足することで発生します。この疾患はしばしば自覚症状がないまま進行し、突然の心臓発作を引き起こす危険があります。動脈硬化は生活習慣と密接に関連しており、食生活の改善や運動、ストレス管理などを見直すことで予防が可能です。ただし、重篤な状態になる前に医療機関での検査や診断を受けることが重要です。それにより、早期の発見と対策が可能になり、命を守ることにつながるのです。

MCG解析について



MCG解析は、安静時に約10分間心電図を記録し、それを基に周波数解析を行います。この新たなシステムは、侵襲性がなく、他の検査方法よりも体への負担が少ないため、安心して受けられる点が魅力です。米国では既にFDAからの承認を得ており、心疾患の早期発見に役立てられています。

この解析により、心臓病リスクの診断がより簡単に、そして迅速に行われるようになります。特に、日本ではまだあまり一般的ではない非医療機器としての位置付けですが、今後注目される技術でしょう。

Cardisuny C800の特長



「Cardisuny C800」は、静電気容量方式のタッチパネルや広視野角の液晶パネルを採用しており、その使いやすさが注目されています。機器自体の使いやすさに配慮して作られているため、医療従事者にとっても大変便利です。また、この機種はミニホルター機能やマスタステップ機能を備えており、多様な検査が可能です。MCG解析のための心電図出力にも対応しており、利便性の向上が期待されます。

最後に



プレミアハートジャパンは、米国で開発されたMCG解析技術を日本及びアジアで展開し、心疾患の早期発見に貢献することを目指しています。心臓病のリスクを少しでも早く把握し、健康な生活を続けるためのツールとして、MCG解析の活用が広まることが期待されます。今後、心疾患のリスク評価が一般的になり、多くの人々が恩恵を受けるようになるでしょう。

会社情報

会社名
プレミアハートジャパン株式会社
住所
東京都港区南麻布5-3-3串山ビル4F
電話番号
03-5422-8778

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