2026年10月16日、「香港エレクトロニクス・フェア(秋)」及び「エレクトロニック・アジア」が盛況を収めて幕を閉じました。このイベントには、141の国・地域から延べ6万1,000人以上のバイヤーが集まり、特に日本、中国本土、インド、米国から多くの来場者がありました。カザフスタンやブラジルといった新興国からの参加も見られ、香港が国際貿易のハブとしての地位を再確認する場となりました。
この2つの展示会では、業界の最新トレンドが反映されており、「AI・ロボティクス」「スマートウェルネス」「NEXTEntertainment」といったテーマが掲げられ、さまざまな革新的製品が紹介されました。「エレクトロニック・アジア」では、専門的なゾーンが設けられ、電子部品やディスプレー技術、製造サービスなどが幅広く展示され、業界向けのワンストップ調達プラットフォームを提供しました。
参加した企業は、世界中の3,200社を超え、この中には日本の東芝ライフスタイル株式会社やテクミ・コーポレーションも含まれていました。さらに、65の国・地域から130のバイヤーミッション団が集結し、日本からは一般社団法人まじめに輸入ビジネスを研究する会など、合計70社が参加しました。また、韓国のサムスン電子やアルゼンチンのメルカドリブレなど、著名な企業も登場し、会場は国際的なビジネス交流の拠点となりました。
業界の変革とイノベーションを促進するため、両展示会は製品展示にとどまらず、異業種間の交流を強化する役割を担っています。今年新設された「Future Industries Zone」には、100社以上が参加し、次世代の技術や製品が発表されました。特に注目されているのは、RoboPark展示スペースで、120台以上のロボットが集まり、実用例として商業や医療、物流などの分野におけるロボティクス技術の最新成果が披露されました。
また、調査機関が発表した結果によると、バイヤー及び出展者の96%が今後の売上の増加を見込んでおり、中でもASEANや中東市場への期待が高まっていることが明らかになりました。特に、エレクトロニクス業界におけるAI技術の導入も進んでおり、調査対象企業の74%がすでに生成AIを活用しているか導入を計画していると回答しています。このような技術が、業界成長の主要なけん引役となることが確実視されています。
「Future Industries Zone」では、企業や投資家が新たなビジネスチャンスを探る場ともなり、80%以上の企業が新たな成長市場への期待を示しました。また、展開された「GoGlobal Connect Zone」は、中国本土企業の海外進出をサポートするための新たな取り組みで、資金調達やリスク管理に関する専門知識が提供され、多くの参加者に対して高い評価を得ています。
展示会を通じて多数の新製品も発表されました。特に注目を浴びたのが、世界初のポケットサイズのAI搭載外骨格ロボットであり、非常に多くのバイヤーから訪問を受ける人気を博しました。イベントの最中には、各国のバイヤーたちが活発に商談を行っており、次の商業機会を模索している様子が見受けられました。
さらに、100を超える関連イベントやフォーラムも開催され、業界のリーダーたちが最新技術や市場動向を議論する場となり、多くの刺激と情報が提供されました。展示会は、香港が国際ビジネスの中心地としての役割を果たすために重要なイベントであることを確認する場ともなりました。全体として、参加者たちのビジネスチャンスの拡大や新たなパートナーシップの形成に寄与したことは間違いなく、今後のさらなる発展が期待されます。