震災劇と共鳴する
2025-01-24 11:38:19

震災を知らない世代が挑む舞台『6年3組の阪神大震災』の真実に迫る

震災を知らない世代が挑む舞台『6年3組の阪神大震災』の真実に迫る



1月25日(土)、テレビで放送されるドキュメンタリー『6年3組の阪神大震災~30年「記憶の溝」~』は、阪神・淡路大震災の記憶を継承する劇団に密着した感動的な番組です。この作品は、震災を経験した世代とその経験を知らない世代がどのように向き合うのかを描いています。

番組の概要


阪神・淡路大震災は、1995年1月17日に発生し、6434人もの命が失われた大災害でした。その記憶を翌年に舞台化した『6年3組の阪神大震災』は、被災した子どもたちが綴った学級通信を元に演じられています。神戸を拠点に活動する「劇団自由人会」によって、500回を超える公演が行われ、多くの人々の心に深い印象を残してきました。

記憶の継承と挑戦


今回の番組では、震災から30年を迎え、初めて演出を任された杉野じんべえさんが目指すのは、観客に親しみやすい演目にすることです。彼は音楽劇としての新たな形を追求し、歌やダンスを取り入れることで、表現の幅を広げています。震災を直接知る世代としての重みを背負う一方で、215歳から30歳の若者たちが中心に演じるという挑戦に直面しています。

記憶の溝


演じる役者たちは、震災当時には生まれていない、または記憶がない世代です。そのため、震災を経験した当時の子どもたちの心情を理解するのが難しいのが現実です。しかし、杉野さんは役者たちに「記憶の溝」を埋めるための特別な授業を実施し、実体験を持つ松田満さんから貴重な話を聞きながら、演技にどう取り入れるかを考えています。

特に、猫柳ルカさんが演じる役どころにおいて、彼女が決意したソロの歌唱についてのエピソードは、稽古中に出た創造的な判断を物語っています。役柄の深みを追求する過程で、役者たちはますます目的に対する意識を高めていきました。

本番への期待


最後に迎えた本番では、2日間で400人以上の観客が集まり、特別な公演が行われました。中には、当時の担任であった松田先生の姿もあり、役者たちは震災の重みを受け止めながら、観客との共感を生み出す舞台を創り出しました。果たして、彼らの演じる震災劇が、世代を超えて感動を与え、記憶の溝を埋めることができるのでしょうか。

このドキュメンタリーは、30年前を知る者と知らない者が共に生きる現代社会の姿を問いかけながら、震災の記憶を未来へ伝える大切さを感じさせる作品として注目されています。


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