新たなパートナーシップがもたらす変革
2025年3月14日、Casley Deep Innovations株式会社は、SB C&S株式会社との間で正式な代理店契約を締結した。この契約により、CasleyはSB C&Sを通じて、日本国内市場での自社製品やサービスの販売網を強化し、特にセキュリティやコスト効率に優れる新たなストレージソリューション「furehako®」を広めていくことが期待されている。
背景と目的
企業が直面する機密データ漏洩のリスクが増大している中、新たなストレージ技術の必要性は高まっている。furehakoはWeb3技術とブロックチェーンを利用し、データをPeertoPeerで分散保存する仕組みだ。これにより、企業は従来のストレージシステムが抱えるセキュリティリスクやコスト増大、中間管理の脆弱性などの課題を解決することができる。
- - セキュリティリスクの増大: ハッキングやデータ漏洩などのリスクを低減。
- - コストの増加: クラウドストレージにかかる維持費を削減。
- - 中央集権的な管理の脆弱性: シングルポイント・オブ・フェイラーを解消。
- - パケット解析リスク: VPNであっても解析可能なパケット問題を解決。
furehakoの特徴
furehakoは、従来の中央集権型ストレージシステムとは大きく異なり、データの分散保管という新たなアプローチを採用している。この技術によって、企業は機密情報の管理をより安全かつ効率的に行うことができる。既に、ラスベガスで開催されたCES 2025では注目を集め、テレビ東京から取材を受けるなど、業界内での反響も大きい。
今後の展望
両社は、この新たなパートナーシップを通じて、コストを抑えつつも高い安全性を持つストレージソリューションを市場に提供していく計画である。これにより、より多くの企業がデータ管理において革新を経験できると期待されている。
代表者のコメント
Casley Deep Innovationsの代表取締役社長、砂川和雅氏は「SB C&S株式会社様との契約締結を大変嬉しく思います。我々の開発した分散型ストレージ技術は、データのセキュリティや耐障害性、コスト効率を改善し、企業のデータ管理を根本から変えていくことでしょう」と語った。
一方、SB C&Sの常務執行役員、伊藤孝太氏は「この度の契約は、当社にとって大きな一歩です。furehakoは、業界にない高度なセキュリティと信頼性を提供するプロダクトです。CASLEYとの協力を通じ、安全で効率的なデータ管理の実現に貢献していきます」と語っている。
会社概要
Casley Deep Innovationsは、東京都に本社を置き、ディープテック分野の技術開発に取り組んでいる企業で、その技術力が評価されている。SB C&Sはソフトバンクグループの一員として、法人向けに先進的なITソリューションを提供している。
この新たな代理店契約によって、今後のIT市場での競争力がどう変わっていくのか、注目が集まる。