NTT版LLM tsuzumi 2の進化
NTT株式会社は、このたび軽量でありながら世界最高水準の日本語処理性能を有する「tsuzumi 2」をアップデートしました。新たな技術を搭載することで、特に日本語ビジネス文書における図表の理解力が向上し、効率的な業務サポートが可能になりました。
アップデートの背景
近年、ChatGPTを始めとする大規模言語モデル(LLM)の注目が高まっています。ただし、従来のLLMは膨大な学習データと計算リソースを要し、運用コストや電力消費の問題、また機微情報の取り扱いにおけるセキュリティリスクが課題となっていました。NTTはこうした問題に対応するため、軽量であるにもかかわらず、日本語処理に特化した「tsuzumi 2」を2025年に発表しました。このモデルは、主に国内企業や行政機関でのAI導入を支援するために開発されています。
新機能のメリット
今回のアップデートでは、特にビジネスシーンでよく利用される文書を念頭に置いています。ビジネス文書には、さまざまな図表やグラフが含まれ、その理解が求められます。これに対応するため、tsuzumiは文書を画像として読み込む新機能を搭載しました。これにより、図表から重要な情報を抽出し、データベースに整理することが可能となります。
以下に、図表理解能力に関する他社モデルとの比較を示します。:
- - 図表理解能力向上により、与信審査などの業務での帳票からの必要事項抽出がスムーズになります。
- - 技術的な問い合わせの業務支援においても、原因判断フロー図などを欧らい的に理解する能力が強化されました。
数値処理能力の向上
また、視覚的な情報の理解だけでなく、その後の数値処理や論理的思考力も強化されています。たとえば、売上高などの数値情報を理解し、計算することがより精度高く行えるようになりました。これにより、より高度で複雑な要求に応じた支援が可能となります。
未来に向けた展望
今回のアップデートを通じて、NTT版LLM tsuzumi 2はさらなる進化を遂げました。今後は、NTTグループ各社を通じて新しいサービスを市販する予定です。引き続き「tsuzumi」の研究開発を進め、お客様に価値のあるサービスを提供していきます。支援の幅を拡大し、ビジネスシーンでの活用を一層促進することを目指しています。
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