Innovare株式会社、資金調達で事業拡大を図る
Innovare株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:川谷光隆)は、この度、立命館ソーシャルインパクトファンドからシードラウンドのファーストクローズを実施しました。この出資は、同ファンドが既存株主として、Innovareのこれまでの実績と将来的な可能性を評価し、期待を寄せての結果です。
資金調達の目的
資金は主に、天然ゴムの実を原料にした第二世代バイオ原料を実用化するために使われます。具体的には、天然ゴムの実の調達をはじめ、天然ゴムの実油やその他のバイオマス原料を日本国内に限らず、欧州や北米市場にも供給することを目指します。この動きは、両地域における競争力の強化と事業の拡大に寄与するものと期待されています。
事業概要と課題
地球温暖化への対応として、バイオ燃料の重要性はますます高まっています。しかし、現在の主な原料である廃食用油は、家畜用飼料との競合や供給不足が懸念材料として挙がっています。Innovare株式会社は、未利用資源である天然ゴムの実に目を向け、これをバイオ原料として実用化し、気候変動問題の解決を推進しています。また、天然ゴムプランテーションの経済的な課題にも対応しつつ、サーキュラーエコノミーに向けた持続的なアプローチを模索しています。
出資者からの期待
立命館ソーシャルインパクトファンドの代表取締役、野池雅人氏は、Innovareの事業構想が地球規模での課題解決に寄与することに期待を寄せています。特に、天然ゴムプランテーション農家への新たな収入源の提供は、地域経済の発展や農家の生活向上にも寄与する重要な側面です。今回の追加投資は、環境面や社会面への貢献を図る同社の成長に対する大きな期待を背景に行われました。
代表取締役の声明
Innovareの代表取締役、川谷光隆氏は、今回の出資について深い感謝の意を述べ、バイオ燃料の重要性が陸上輸送だけでなく、航空や海運など、様々な分野で評価されていると述べました。近年の温暖化対策において、特に原料の確保が課題となっていることから、天然ゴムの実という新素材に取り組む意義を強調しました。
会社情報
Innovare株式会社は、2020年に設立され、バイオリファイナリー事業を展開しています。資本金は3,610万円で、大阪府大阪市北区梅田に本社を置いています。公式ウェブサイトは
こちら です。
お問い合わせ
Innovareに関する詳細は、下記のメールアドレスにてお問合せください:
[email protected]
今回の資金調達により、Innovareは持続可能な社会の実現に向けて一歩踏み出しました。今後の展開が非常に楽しみです。