代替行動の臨床実践ガイド
2022-08-04 18:00:15
「やめられない」を克服する!代替行動の臨床実践ガイドが3刷重版!
「やめたいのにやめられない」を克服する実践的なガイド
『代替行動の臨床実践ガイド』は、現代社会で多くの人が抱える「やめたいのにやめられない」という悩みを克服するための実践的なガイドブックです。著者は、臨床心理学の専門家であり、長年、依存症や問題行動に悩む人々の支援に携わってきた経験豊富な医師やセラピストたちです。
本書では、夜更かし、スマホ、ギャンブル、飲酒、喫煙、性的な問題行動、自傷行為、家族間のコミュニケーション不全など、様々な問題行動について、具体的な事例や解決策が紹介されています。
代替行動とは?
代替行動とは、問題行動を減らすために、より望ましい行動を身につけさせるアプローチです。本書では、問題行動を減らすための行動療法的アプローチと、同じ目的を達成できる、より受け入れやすい行動を分析する行動分析学的アプローチの2つの意味で用いられています。
行動の連鎖を分析する重要性
代替行動を取り入れるためには、クライエント自身の疾病について理解を深めるだけでなく、行動の連鎖を詳しく分析することが重要です。例えば、お酒を我慢しようとしても、その代わりに飲み会の同僚や料理を想像してしまい、結局お酒を飲んでしまうケースがあります。このように、行動の連鎖に気づくことで、より効果的な対処法を習得することができます。
常識にとらわれないアプローチ
本書では、社会通念や偏見にとらわれない、クライエントに寄り添うアプローチの重要性が強調されています。例えば、痴漢行為をしてしまったクライアントに対して、ただ「反省」を促すだけでは、時間が経つにつれて反省が薄れてしまい、再発のリスクが高まります。
誰のための本?
本書は、心理職や医療、介護関係のセラピストはもちろん、依存的な行動で悩む本人やその家族、周囲の支援者など、幅広い読者層に向けて書かれています。
イベント告知
本書の編者である横光先生をはじめ、関連する専門家が出演するトークライブが、心理学予備校講師の宮川純先生のYouTubeチャンネル「ミヤガワRADIO」にて開催されました。トークライブでは、本書の内容を深掘りした話や、裏話などが語られました。
まとめ
『代替行動の臨床実践ガイド』は、問題行動に悩む人々への支援方法を、実践的な事例と具体的なノウハウを交えながら解説した、非常に役立つ一冊です。自身の悩みを克服したい人、周囲の人をサポートしたい人、すべての人にオススメします。
会社情報
- 会社名
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株式会社北大路書房
- 住所
- 京都府京都市北区紫野十二坊町12-8
- 電話番号
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