企業向けAI実装支援をスタート
名古屋に本社を構える「株式会社Central AX」は、2026年5月に設立された新しい企業です。この会社は、企業がAIを有効に活用できるよう支援する「AI実装支援事業」を提供しています。
株式会社Central AXは、企業が導入したAIツールを活用する最大限の支援を目指していますが、その機能を有効に使いこなせていない現実に着目しました。特に、生成AIを導入した企業では、アカウントが配布されているにもかかわらず、実際にそれを使用しているのは一部の社員のみであることが多いのです。また、導入後に現場の業務が改善されたという実感を持てずにいる企業も少なくないといいます。
AIを導入した時点ではまだ十分ではなく、実際に業務に組み込まれ、日常的に使用されることで初めて真価を発揮するのです。そのため、社名の「Central AX」には、AIによる企業の変革(AI Transformation)を実現するという強い意志が込められています。特に、グローバルに展開するAI関連企業が東京に集中している中で、地方の企業にも直接訪問してサポートを行う姿勢が、この会社の強みとして際立っています。
設立背景
設立の背景には、AIツールを導入したものの、その後の活用が進まない現状があります。「ツールは入れたけど現場は変わっていない」という課題に直面している企業は多く、そこで専用の支援が必要とされています。例えば、研修を実施したものの、その効果が現場に結びつかない事例も報告されており、AIの利点を最大限に引き出すためには研修後のフォローが不可欠です。
事業内容
株式会社Central AXの主な事業内容は、以下の3本柱に基づいています。
1.
AI研修・人材育成
生成AIや主要AIツールの使用方法を学ぶプログラムを提供。業務にどのように応用できるかを中心に教育します。
2.
AI受託開発・業務改善
試験導入(PoC)から正式な導入までの支援を行い、実際の業務に最適な形でAIを組み込むことを目指します。
3.
LLMO対策(2026年7月提供開始予定)
自社情報が生成AIの回答に引用されるようにする戦略を提案。これにより、企業はAIによる新たな課題にも対応できるようになります。
実装の重要性
株式会社Central AXの支援の範囲は、単に研修や開発にとどまりません。実際の業務でAIを使いこなすところまでを視野に入れており、現場の業務フローを直接観察しながらサポートを行います。これがAIを導入し定着させるためには非常に重要な要素であることを会社は認識しています。
目指す未来
中央AXの代表取締役CEO、松浦淳氏は、「東海をAIで盛り上げる」との決意を持ち、会社の設立にあたったと語ります。東京と東海の間のAI利用に関する温度差を感じている松浦氏は、名古屋大学在学中にこのビジョンを実現したいという熱意を抱き、この場に立っています。今後この会社は、企業のAI導入から定着までを支援することで、地域のビジネスシーンに変革をもたらすことを目指しています。株式会社Central AXは、進化し続けるAI業界において、様々な課題に立ち向かいながら、企業と顧客の体験を向上させるためのパートナーとして成長していくことでしょう。