社員の経営メッセージ理解度はわずか2割
株式会社大伸社コミュニケーションデザインが実施した調査によると、経営メッセージを正確に理解している社員はわずか20.3%にとどまるという結果が発表されました。この調査は過去5年以内に経営方針が発表された際、在籍していた企業の社員300名を対象に行われました。これにより、企業の経営メッセージがどれほど現場に浸透しているかが明らかになり、企業のインナーブランディングの課題が浮き彫りになっています。
調査の結果、大多数の社員(79.6%)が経営方針の内容を完全には覚えていないと回答しており、これは経営層が策定したメッセージが現場まで伝わる過程で形骸化していることを示唆しています。このため、企業が求める行動変化を引き起こすためには、ただ情報を一方的に伝えるだけでは不十分であることが明らかになりました。
理解と自分ごと化の溝
調査では単にメッセージを理解することと、それを「自分ごと」とすることが別の課題であることも示されました。全体の54.7%の社員が「自分ごとではない」と感じており、その中の36.3%は「内容は理解しているが、自分ごとではない」と回答しました。これは、企業が行うインナーブランディング施策が効果を発揮していないことを暗示しています。単なる情報の伝達だけでは、実際の行動に結びつかない構造が浮かび上がります。
さらに、調査によると、経営方針の伝達手段としては「全社説明会」(54.3%)や「社内ポータルでの配信」(53.7%)、さらには「上司からの説明」(31.0%)が主流となっています。こうした手段自体は整っているものの、肝心な内容の浸透には至っていないことが示唆されています。
伝え方と内容の設計が鍵
経営方針を理解し浸透させるために有効だと感じられる施策の中では、「具体例・ストーリーの共有」が47.3%で最も多く選ばれました。これは、抽象的な概念ではなく具体的な事例を交えて語ることへのニーズを反映しています。また、最も効果的な施策として「日常業務への落とし込み」が50.0%という結果が示されており、経営方針を単発的なイベントとして伝えるのではなく、日常業務に組み込むアプローチが需要されていることが伺えます。0090
インナーブランディング支援の展望
大伸社コミュニケーションデザインはこの結果を受け、ストーリーテリングと日常業務への組み込みを重視したインナーブランディング支援を強化する方針です。経営方針を「誰がなぜ決めたのか」「自分の仕事とどうつながるのか」をストーリー形式で共有することが、社員の行動変化の起点となるでしょう。さらに、自社の浸透状態を把握したい企業に向けて、現状把握の支援も提供しています。
経営者や人事、広報担当者がこの調査結果を参考に、自社のインナーブランディング施策を見直すきっかけとなれば幸いです。もし自社の浸透状況を知りたい方は、ぜひ大伸社にお問い合わせください。正確な理解から行動への変化を生み出すための取り組みが求められる今、自社のインナーブランディングの強化が必要です。