金沢工大ミライバの始動
2024-08-02 15:48:49

金沢工大発の新STEAM教育プロジェクト『ミライバ』が始動

新たなSTEAM教育「金沢工大ミライバ」の開始



金沢工業大学は、新しい形のSTEAM教育としてプロジェクト型リベラルアーツ「金沢工大ミライバ」を開始することを発表しました。このプログラムは、人文・社会・科学技術の領域に関連した複数の美術館や博物館を訪問しながら、リベラルアーツを学ぶことを特徴としています。参加する学生たちは、プロジェクトを通じて課題解決に取り組むことになり、自らの学びを深めることが期待されています。

「ミライバ」では、1、2年生の学生34名が混成チームを組み、公開授業の実施をプロジェクトテーマに掲げます。また、近年注目されている対話型鑑賞を取り入れ、石川県内の複数の美術館・博物館での鑑賞学習を通じて、実行力を伴う「アート型」の問題解決能力を養います。授業は8月5日をスタートとし、翌年の2月15日までの間に変則的に行われ、その最終日には学生による公開授業が予定されています。

授業スケジュール


  • - 初回授業: 8月5日(月)13:15-16:50 金沢工業大学(酒井メモリアルホール)
  • - 第2回授業: 8月6日(火)10:35-16:50 石川県立美術館
  • - 第3回授業: 8月7日(水)10:35-16:50 午前 国立工芸館、午後 金沢工業大学

このプロジェクトの背景には、現代のVUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)な時代を見据え、従来の論理的・理性的な思考だけではなく、直感的・感性的な思考が必要とされることがあります。「ミライバ」は、地域全体の教養を涵養することを目指し、プロジェクト型学習と博物館学習の融合によって、アート型の問題解決能力の向上を図ります。

学習の特長


  • - 科目名称: プロジェクト・ベースド・リベラルアーツ I
  • - 対象者: 全学科1、2年生
  • - 学習方式: プロジェクト型学習(Project Based Learning)および博物館学習

学習の目標


1. 実行力を伴う直感的・感性的な思考によるアート型の問題解決能力の向上
2. 鑑賞型対話学習力の向上(対話型鑑賞、建築鑑賞、博物館学習)
3. 総合知共創力の向上(気づきの連環、異分野融合、知識共創)

このプログラムには、田中孝治准教授(心理科学科)をはじめ、野見山桜主任専門員(デザインアートラボ)、鯉沼晴悠専門員(デザインアートラボ)、新聖子准教授(プロジェクトデザイン基礎教育課程)、浦正広講師(メディア情報学科)、勝原基貴講師(建築学科)の各専門家が携わり、充実した学習環境を整えます。

訪問施設


  • - 石川県立美術館
  • - 国立工芸館
  • - 西田幾多郎記念哲学館
  • - 大野からくり記念館
  • - 能美ふるさとミュージアム
  • - 金沢21世紀美術館

最終的には、令和7年2月15日に、学生主体の公開授業が行われる予定です。内容や実施時間、会場については、授業内での学生の議論を経て決定されます。この新たな取り組みを通じて、学生たちが問題解決能力を高め、アートの観点から新しい視点を得ることを期待しています。

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