泉ピン子が語る、ピンチをチャンスに変える方法とは？

国民的な女優として、多くのドラマやバラエティ番組に出演してきた泉ピン子さん。1983年の代表作『おしん』から、彼女の活躍はまさに多岐にわたります。最近、熱海に住み、夫や愛犬と穏やかな日々を過ごしている彼女ですが、77歳となった今もなお「ピンチ」を感じる瞬間があるといいます。たとえ身の回りの環境が変化しても、挑戦を忘れない彼女の姿勢には、多くの人が共感を持つことでしょう。

ピンチに立ち向かう「ピン活」とは？

泉ピン子さんは、人生のさまざまな局面でピンチを経験してきました。女優として名を馳せた彼女は、独身時代には「結婚できない女」と言われ、結婚後はまた違った形での批判にさらされてきました。50歳で独立した際には、所属事務所の多額の借金を背負い込むことに。しかし、彼女はこれらの困難を一つひとつ跳ね除けてきました。泉さん自身はその活動を「ピン活」と名づけ、ピンチを福へと転じる思考法を持つことが大切だと語ります。

彼女の書籍『終活や～めた元祖バッシング女王の「ピンチを福に転じる」思考法』の中では、彼女がこれまでの人生で経験した様々なピンチを詳細に語っています。「ピンチをチャンスに変える」ための具体的な行動や、熱海での穏やかな生活についても触れられており、多くの人にとっての励みとなることでしょう。書籍は2025年3月5日に発売される予定で、彼女の足跡をたどりながら、メッセージや教訓を知ることができます。

多様性の時代に生きる彼女の思考

泉ピン子さんは、現在の社会についても言及しています。「多様性という概念が広がる一方で、古いものが排除されるのはおかしい」と述べ、その一部を受け継いでいくことが自らの使命だと考えています。それは、彼女が長年培ってきた価値観や意識が今も変わらず重要であるという自信の表れでもあります。彼女は昭和の良い部分を残し、それを現代にも活かしていくことが、私たちにとって大事なことだと感じています。

さらに本書は、単なる終活本ではなく、彼女の生活観をもとにしたエッセイのような位置づけでもあります。「ピン活」という言葉を通して、さまざまな世代の人に向けたメッセージがこめられているため、年齢を問わず誰もが共感できる内容となっています。