ChatSenseとMicrosoft Teamsの新連携機能
法人向けの生成AIサービス「ChatSense」を提供する株式会社ナレッジセンスが、Microsoft Teamsとの連携機能をリリースしました。この新機能により、ユーザーはTeams内から直接「ChatSense」を利用できるようになり、業務の効率化が期待されています。2024年10月8日から、すべてのChatSenseユーザーがこの機能を無料で利用できるようになります。
ChatSenseとTeamsの統合
企業が業務を進める中で、コミュニケーションツールとしてMicrosoft Teamsを導入するケースが増加しています。その中で、ナレッジセンスは多くの企業から「Teams内で生成AIを利用したい」という要望を受けていました。これを受けて開発された新機能は、企業の生産性向上に寄与するものと期待されています。
各種機能の活用
新しいTeamsの連携機能を利用することで、ユーザーは以下のようなメリットを享受できます:
1.
Teams内でのシームレスな操作
従来はWebブラウザを利用していたChatSenseですが、連携機能の実装によりTeams内から直接アクセスできるようになります。これにより、ユーザーは切り替えの手間を省け、より直感的に操作できます。
2.
プロンプトテンプレートの活用
ChatSenseには、業務に特化したプロンプトテンプレート機能が搭載されています。Teamsでこのテンプレートを利用することで、標準的な操作を迅速に行うことができ、生成AIの活用率が向上します。特に人気の「追加学習(RAG)」機能についても、従来通り利用可能です。
制限事項と注意点
現在、このTeams連携機能にはいくつかの制限があります。たとえば、SSO(単一サインオン)やGoogleログイン機能が利用できないため、実施する際は注意が必要です。また、企業の管理者による承認が必要です。そのため、ChatSenseをすでに導入済みの企業は、詳細な連携方法を営業担当者に確認することが求められます。
ChatSenseの特色
ChatSenseは、セキュリティを重視した法人向けのChatGPTサービスであり、多くの大企業に導入実績があります。以下のような特徴があります:
チャット内容をAIの学習から守る機能を持ち、プライバシーが担保されています。
プロンプトを社内で共有できる機能やメンバーの一括管理が可能で、特にビジネスシーンにおいて有用な機能が盛り込まれています。
導入に際しての初期費用が掛からず、最低利用期間の縛りもありません。企業にとって導入しやすい環境となっています。
ナレッジセンスのビジョン
ナレッジセンスは、企業のデジタルトランスフォーメーションを促進し、生産性の向上を図る活動に注力しており、今後も生成AIを活用した新しいサービスの提供を目指しています。法人向けChatGPTサービス「ChatSense」を通じて、顧客企業の業務効率化を支援します。
公式サイト:
ナレッジセンス
会社概要
- - 会社名: 株式会社ナレッジセンス
- - 本社所在地: 東京都港区六本木七丁目18番18号 住友不動産六本木通ビル2階
- - 代表者: 代表取締役CEO 門脇 敦司
- - 設立: 2019年4月10日
- - 事業内容: 「ChatSense」及び生成AI関連サービスの運営、デジタルトランスフォーメーションに関するコンサルティングなどを行っています。