フリットジャパンの新しいAI通訳サービス「Live Translation」
フリットジャパン株式会社が新たに登場させた「Live Translation」は、国際的なセミナーやカンファレンスなど、さまざまなイベントで役立つAI通訳サービスです。このサービスは、異なる言語を使用する発表者と参加者が、各自の母国語で簡単にコミュニケーションできるようサポートします。
高度な技術によるリアルタイム翻訳
「Live Translation」は、ディープラーニングに基づく音声認識とAI翻訳技術を駆使し、発表者の言葉を瞬時にテキスト化し、高品質な翻訳を提供します。このシステムを使用すると、参加者はモバイル機器からQRコードをスキャンするだけで、自分の希望する言語に翻訳された内容をリアルタイムで確認できます。ハードウェアの持参は不要で、これが大きな魅力となっています。
対応言語の多様性と柔軟なモード
現在、「Live Translation」は韓国語、英語、中国語(簡体字/繁体字)、タイ語、ベトナム語、マレーシア語、インドネシア語、アラビア語、ロシア語、スペイン語、フランス語など、合計で38ヶ国語に対応しています。さらに、一対多方式や多対多方式など、利用場所に応じた柔軟なモードを選べる点も大きなメリットです。
新機能:多言語マルチスピーカー機能
2024年9月4日から6日にかけて札幌で開催された「BRAND SUMMIT」では、新たに搭載された「多言語マルチスピーカー機能」が実際に利用され、多くの参加者に好評を博しました。イベント主催者は、投影画面にQRコードを設置し、参加者は簡単にスキャンして翻訳された情報を手に入れることができました。これにより、異なる言語を話す参加者同士がスムーズに意思疎通を図れる環境が整いました。
その他の注目機能
「Live Translation」には、以下のような事前準備機能が搭載されています:
- - 事前学習機能(STT):音声認識の精度向上のため、資料や業界用語を使用して音声学習を行います。
- - 辞書登録(TM):製品名や業界用語などの固有名詞を事前に登録し、高精度な翻訳を実現します。
- - ロゴカスタマイズ:主催イベントのロゴをオーディエンス側に表示可能です。
- - 設備サポート:会場設営や音響チェックなどのサポートも充実。
MICE産業だけでなく様々な場面での活用
この「Live Translation」は、MICE産業における会議や国際展示会のみならず、公共のイベント、公演やコンサートなど多様な文化コンテンツにおいても広く利用できるサービスとなっています。このように、各種イベントにおける多言語対応の必要性が高まる中、フリットジャパンではこのサービスの導入を希望する企業や協業パートナーを募集しています。
「Live Translation」は、今後ますます国際化が進む中で、コミュニケーションの架け橋として重要な役割を果たしてくれることでしょう。