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アールエスコンポーネンツ、新製品ROCK 5Aを発表

アールエスコンポーネンツ株式会社は、2024年1月11日より新たなるシングルボードコンピュータ「ROCK 5A」の国内市場への投入を発表しました。本製品は、イギリスのOKdo社が開発したもので、高性能な技術が多数詰め込まれた魅力的な製品です。

ROCK 5Aの特徴

ROCK 5Aは、Rockchip RK3588Sというシステムオンチップ（SoC）を搭載しています。このSoCは、Arm DynamIQ™構成によるオクタコアプロセッサを特徴とし、Quad Cortex A76とQuad Cortex A55を組み合わせており、最大動作周波数はそれぞれ2.4 GHzおよび1.8 GHzです。これにより、優れた処理性能を提供します。また、専用のArm Mali™ G610MC4 GPUを搭載することで、ゲームを含む高度なマルチメディアアプリケーションにも対応可能です。

さらに、ROCK 5Aには安全なシャットダウンを容易に行えるオン/オフ電源ボタンが内蔵されており、ストレージにかかるリスクを軽減します。これにより、ユーザーは手動でコードを入力する手間を省き、よりスムーズに使いこなすことができます。

また、8Kビデオのシームレスな再生もサポートしており、HDMI 2.1を通じて最大8K@60fpsの映像出力が可能です。これにより、映像制作やプレゼンテーションにおいても、高精細な画面表示を実現します。

幅広い用途と柔軟性

ROCK 5Aは、その高い性能に加え、オープンソースOSであるUbuntuやDebianを簡単に実行できることが特徴です。また、NVMe SSD（M.2 SSD）に対応しているため、高速なストレージ環境を必要とする産業向けアプリケーションでも利用可能です。これにより、ラズベリーパイでは難しかった、産業レベルの高信頼かつ安全な動作が実現されることが期待されています。

教育分野では、スマートモビリティ、学習者向け需要に応じたコンピュータとして、また農業分野ではスマートな給水や施肥に役立てられるなど、多岐にわたる利用が可能です。その他、空気清浄モニターや温度管理を行うためのスマートデバイスとしても活用が見込まれています。

アールエスコンポーネンツの役割

アールエスコンポーネンツは、日本市場において特に注目されるSBCの販売実績を持ち、ラズベリーパイの初導入に責任を持つ企業でもあります。最近では、業務用SBCの需要が急増しており、そのニーズを満たすためにROCK 5シリーズの製品展開を強化しています。日本国内には70万点を超える商品を取り扱い、スピード感のある出荷体制を確立しているため、研究・開発の現場でも広く利用されています。

まとめ

ROCK 5Aの国内販売は、産業界や教育分野を中心に、さまざまな機会を提供することが期待されています。革新的な技術を搭載したこのシングルボードコンピュータは、多くのエンジニアや開発者にとって、自らのプロジェクトに新しい可能性をもたらす製品と言えるでしょう。

詳しくはアールエスコンポーネンツの公式ウェブサイトをご覧ください。

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