マリンフーズが描く未来の食品業界
マリンフーズ株式会社は、2025年の展示商談会を開催し、そのテーマを「NEXT STAGE -共創-」に設定しました。このイベントは、8月27日と28日に大阪で、さらに9月17日と18日には東京で行われ、昨年同様に双日食料株式会社と共同で実施されました。両日の来場者数は合計で2944名にのぼり、食品業界の重要な交流の場となりました。
「NEXT STAGE -共創-」の背景
昨年の展示会で掲げた「With New Value -共創-」のテーマを引き継ぎ、今年の展示会では、マリンフーズと双日食料が共に進化を遂げる姿を見せることを目的としています。業界のリーディングカンパニーを目指すため、商品のブラッシュアップはもちろん、顧客との共創を重視し、次のステージに向けた取り組みを強調しました。
会場の工夫と新商品の発表
展示会では、来場者を迎えるために両社の主力商品がエントランスに並べられ、グローバルネットワークを紹介するパネルも設置されました。また、品質やESG経営に関する取り組みが伝えられ、来場者に両社の持続可能な活動についての理解を深める機会が提供されました。
三重工場ブースでは、5周年を迎えた「ごろっと丼シリーズ」の新商品やキャンペーンが発表され、特にジャパン・フード・セレクションで受賞した商品が注目されました。さらに、「+IPPINシリーズ」の新しい「neo」居酒屋企画の提案も好評でした。
道産品へのこだわり
釧路丸水ブースでは、主力商品である「北海道旨味たこ」の20周年を祝うイベントが行われました。ここでは、数値で「旨味」の根拠を示し、地域資源を活用する重要性が伝えられました。また、水蛸を使用した「たこわさび」の他社比較がポジショニングマップで示されたほか、北海道産の原料を活かした新たな寿司種の提案もされました。
プロによる調理実演
ライブキッチンブースでは、マリンフーズの公式Instagramアカウントで人気の「おうちでおさかな」とし、プロのシェフによる調理実演が行われました。来場者は試食を通じて家庭での楽しみ方を体験し、商品への理解が深まりました。外食ブースでは、新商品「ザクザク海老スティック」がメインで、音や映像を活用した演出が施され、試食が行われました。
寿司文化の新しい提案
寿司ブースでは、新ブランド「和(nagomi)」が紹介され、約100アイテムの寿司種が展示されました。伝統と革新が融合したこのブランドは、日本の寿司文化を尊重しつつも、グローバル市場へ向けた適応を目指しています。特に、職人の技と技術的アプローチが組み合わさり、環境に配慮した商品作りを行っています。
商談の成果
展示会では、商品試食が行われる中、活発な商談も展開され、マリンフーズと双日食料の双方に新規顧客の開拓が期待されました。来場者の皆様には、心から感謝の意を表します。今後も、両社は新しい価値の創造に取り組み、業界の発展を目指していきます。