千住スプリンクラーが新たに発表した「AwaAwa10」とは
消火用設備のパイオニアである千住スプリンクラー株式会社が新しく開発した泡消火剤「AwaAwa10」。この製品は、環境への配慮を考えた次世代の消火ソリューションとして、2026年4月30日に発売予定です。本記事では、その特長や開発背景について詳しく解説します。
泡消火剤の重要性と課題
消火用泡剤は、ガソリンや化学物質による火災において、迅速かつ効果的に消火するために使用されます。特に、泡消火設備は危険物を取り扱う場所や、車両が多く駐車されている駐車場などに設置され、火災発生時に泡水溶液が放出され燃焼面を覆います。
しかし、従来の泡消火剤に使用される有機フッ素化合物(PFAS)には環境負荷の高さや潜在的な毒性が問題視されています。このため、PFASを含む製品の使用が規制される中、千住スプリンクラーはフッ素フリーの泡消火剤「AwaAwa10」を開発しました。
「AwaAwa10」の特長
「AwaAwa10」は、環境への影響を最小限に抑えるために、毒物や劇物を含まない合成界面活性剤を使用しています。淡水と海水の両方を希釈水として利用でき、用途に応じて低発泡から高発泡まで対応できる幅広い性能を持っています。特に、ガソリン火災を想定した試験では、放射開始からわずか45秒で消火を成功させました。
また、「AwaAwa10」は安全性を重視し、環境基準もクリアしているため、安心して備えておくことができます。具体的には、化審法で規制される化学物質のほか、特定のPFASも検出限界未満であることが確認されています。
環境への取り組み
千住スプリンクラーが「AwaAwa10」を開発した背景には、持続可能な社会への願いがあります。SDGs(持続可能な開発目標)に基づき、環境と人々の安全を両立させることを目指しています。これにより、未来の消火設備が抱える課題に応えられる製品を提供することができます。
会社概要
千住スプリンクラー株式会社は、1974年に設立され、東京都足立区に本社を置いています。消火装置用のスプリンクラーヘッドや関連機器の製造・販売を行っており、業界での確固たる地位を確立しています。