日本情報通信が新AIモデルを発表
日本情報通信株式会社(通称:NI+C)が、自治体や企業向けに提供している生成AIクライアントアプリ「NICMA」に新しいAIモデル「GPT-oss-120b」を追加しました。この取り組みにより、安全性を確保しながらも高度な推論能力を持った新しい選択肢が提供されます。
新たなAIモデル「GPT-oss-120b」の特長
「NICMA」は、Microsoft Azure OpenAI Serviceを基盤としており、LGWAN(総合行政ネットワーク)への接続も可能です。この新モデルの追加により、以下のような多様な強みを発揮します。
1. 国内プライベート環境でのデータ管理
「GPT-oss-120b」は、カスタマイズ可能な柔軟なAIで、オンプレミス環境やプライベートクラウドにおいて運用できる特徴を持っています。NI+Cでは、このモデルを国内のセキュアなクラウド環境で提供し、「ソブリンAI」を実現しています。これにより、機密性の高いデータを扱う自治体や金融機関に最適な環境が整備され、厳格なデータ管理の要件にも対応できます。
2. 高性能かつコスト効率の良さ
「GPT-oss-120b」は120Bパラメータを持つ大規模モデルでありながら、単一GPUでの効率的な運用が可能です。具体的には、特定の分野(例えば、競技数学や健康関連のクエリ)で、o4-miniモデルに匹敵する性能を示しつつ、高度な推論能力とともにコスト効率も兼ね備えています。
サービスの提供スケジュール
この新モデルは2025年11月19日からβ版として提供される予定で、β版は「NICMA」の利用料金に含まれ、追加費用は発生しません。
NICMAの活用シーンが広がる
AIモデルは多様化が進んでおり、それぞれが異なる強みを持っています。新たに追加された「GPT-oss-120b」によって、「NICMA」のビジネス利用の場面はますます広がります。具体的には次のようなシーンでの活用が期待されています。
- - 高セキュリティ環境でのAI利用: NI+Cが準拠しているセキュリティポリシーに基づき、機密性の高いデータを扱う業界のコンプライアンス要件にも対応。
- - 戦略策定や専門知識の活用: 複雑なタスクにおける高度な推論を実現し、論理的思考を要する業務で特に注力。
- - ソフトウェア開発支援: コード生成やデバッグ、アルゴリズム設計を支援し、全体的な開発効率を向上。
- - 日常業務支援: 議事録の要約、文書作成、FAQの自動化などを効率的に実施し、コストと性能のバランスを最適化。
進化を続ける「NICMA」
「NICMA」は、2023年10月のサービス開始以来、70回以上のアップデートを行い、生成AIの進化に的確に対応しています。将来的には、この蓄積された知見と開発力をもとに、さらなる機能強化を目指します。お客様のデータ活用とデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を全力で支援し、「おもひをITでカタチに」をスローガンに掲げて進みます。
詳細については、
NICMA公式サイトをご覧ください。また、QRコードからも簡単にアクセスできます。
会社概要
日本情報通信株式会社は、1985年に設立されたNTTと日本IBMの合弁会社で、2025年には40周年を迎える予定です。システム開発から基盤構築、クラウドサービス、AI分析などの幅広いサービスを提供しています。社名変更も予定されており、2025年12月18日より「NTTインテグレーション株式会社」となります。
この新しい時代の中で、NI+Cは真のビジネスパートナーとして、顧客の経営課題を解決することに貢献していきます。