小児がん支援のロック・チャリティーライブ、京都で開催
がんの早期発見と治療の重要性を再認識させるロック・チャリティーライブ「Rock Beats Cancer FES Vol.3 supported by Lilly Oncology」が、京都の世界遺産・東寺にて10月5日(土)に開催されます。日本を代表するドラマーであり、ハードロックバンドの名バンド「LOUDNESS」の元メンバー、樋口宗孝氏が設立した「樋口宗孝がん研究基金」を支援し、小児およびAYA世代(15歳から29歳)のがん疾患の啓発と研究推進を目的としています。
このイベントは、樋口氏が2008年に肝細胞がんで逝去したことを契機に始まったもので、これまでに東京や大阪で多数のアーティストが参加する中、大成功を収めてきました。今回の開催地である東寺は真言宗の総本山であり、薬師如来を祀る場所としても知られています。ここでのライブは、まさにがんと闘う人々へ勇気を与える特別な意味を持つでしょう。
参加アーティスト
今回のライブには、影山ヒロノブさんや二井原実さん(LOUDNESS)、都啓一さん(SOPHIA)など、さまざまな著名アーティストが参加します。特に、がんを克服したシンガーの遠山麻繭さんや、小児・AYA世代のがんを体験したカラーボールも出演し、彼らの実体験を通じてメッセージを届けます。
小児およびAYA世代のがん事情
日本では毎年約2,000人の子どもたちががんと診断されています。この数は10,000人に1人の割合であり、稀な病気ではありますが、小児期の死亡原因の中では、「がん」が最も多いのです。小児がんには「白血病」、「悪性リンパ腫」、「神経芽細胞腫」、「脳腫瘍」、「骨肉腫」などが含まれ、なおかつAYA世代にも毎年5,000人以上の若者が診断されています。
日本における小児およびAYA世代のがん治療の環境は、他のがんと比較して遅れており、今後の研究や支援が求められています。多くの場合、治療後の後遺症や学業の遅れ、就職の問題などが深刻であり、真の支援が必要です。
イベント概要
- - 開催日: 2013年10月5日(土)
- - 開場時間: 17:00 / 開演時間: 17:30
- - 場所: 真言宗総本山 東寺(京都市南区九条町)
- - チケット: S席 6,800円 / A席 4,800円(3歳以上必要)
- - 主催: Over Cancer Together Campaign
- - 協力: エフエム京都、その他多くの団体
売上は全額、樋口宗孝がん研究基金を通じて小児がん患者やAYA世代のがん患者の支援および研究に充てられます。特に、12月に開催されるがん体験者の社会提言フォーラムの資金としても使用される予定です。
このイベントは、音楽の力を通じてがんという病との戦いに立ち向かうすべての人々をつないでいく、貴重な機会です。
まとめ
「Rock Beats Cancer FES Vol.3」では、アーティストたちのパフォーマンスを通じてがん患者支援のためのメッセージが届けられます。興味のある方はぜひ、この特別なイベントに足を運んでみてください。