マブチモーターが新たな自動車電装機器用モーターを発表
千葉県松戸市に本社を置くマブチモーター株式会社が、自動車電装機器向けの新モーター「SC-266XA」を販売開始しました。この新製品は、特にフラッシュドアハンドルやシンチング機構に最適化されています。それでは、このモーターの特長や市場に与える影響について詳しく見ていきましょう。
高トルクと小型化を両立
SC-266XAは、従来の266シリーズに新たな技術を加え、より高いトルクと小型化を同時に実現しました。特にドアハンドルなどの機能において、冬季における凍結時の砕氷能力が求められることがあります。このモデルはその要求に応える形で設計されています。
トルクの向上
この新モーターは、カーボンブラシを採用することで高電流に対応し、同サイズの旧モデル(SF-266XA)に対して約50%のトルクアップを実現しました。これにより、従来よりもパフォーマンスが向上し、運転中の安全性と快適性が増します。
電気ノイズ規格への対応
さらに、SC-266XAは電気ノイズの規格に対応しており、チョークコイルやコンデンサなどの電子部品をオプションとして内蔵できる構造を採用しています。これにより、より多様なニーズに応えることが可能となっており、自動車業界での信頼性が高まることが期待されています。
さまざまな用途に活用可能
このモーターは単にドアハンドルに留まらず、シンチング機構など、様々な自動車電装機器への応用が期待されています。高い性能と小型化は、自動車のデザイン性にも貢献し、今後の車両開発において重要な役割を果たすでしょう。
まとめ
マブチモーターは長年の経験と技術力を活かし、今回のSC-266XAで新たな市場を切り開こうとしています。高トルクと小型化、さらには電気ノイズへの対応という特性は、自動車業界の多様なニーズに応える力を持っています。今後の展開が楽しみです。
お問い合わせ
製品に関する詳細やお問い合わせについては、マブチモーターのオートモーティブ第一事業部第二営業部までご連絡ください。メールアドレスは
[email protected]です。また、プレスリリースに関するお問い合わせは、経営企画本部広報IR室(TEL: 047-710-1107)で対応しております。