COCOLON Music & Art Summer Festival レポート
8月3日、江戸川区で行われた「COCOLON Music & Art summer festival」に参加してきました。このイベントは、重症心身障がい児の家族や支援者向けに、音楽とアートの楽しみを提供することを目的にした催しで、特定非営利活動法人EPOと株式会社デジリハの協力によって実現しました。
イベントの背景
重症心身障がい児とその家族は、日常生活の中でさまざまな制約を抱えています。特に、遊びや学びの場が限られているため、こうしたイベントを通じて、彼らが楽しめる空間を提供することが重要です。今回の「COCOLON Music & Art summer festival」は、子どもたちが音楽やアートを通じて自由に表現し、家族と一緒に楽しむことを目的に企画されました。
音楽エリアの様子
会場には、デジリハの岡代表が選定した幅広い世代が楽しめる楽曲が流れました。事前に参加者から集めた音楽のリクエストに基づいて、子どもたちが好きな曲が次々と流れると、ダンスフロアのような雰囲気が立ち上りました。この空間では、参加者全員が一体となって踊り、歌い、大盛況でした。音楽の波に乗り、笑顔あふれる瞬間が広がる様子は、まさに感動的でした。
アートエリアの楽しみ
音楽エリアの隣では、アートを楽しむ場が設けられました。ここでは、参加者がキャンバスやトートバッグに自由に絵を描いたり、ステッカーを貼ったりしました。障がいを持つお子様も、家族と一緒に指を使ったり、さまざまなアート用具を試しながら、自分だけのアート作品を創り出しました。この場合でも、障がいの有無に関係なく、皆が楽しめる環境が整っており、家庭でのコミュニケーションが深まる貴重な時間となりました。
今後の展望
今回のイベントを成功に収めたEPOは、今後も継続的に重症心身障がい児やその家族のためのイベントを計画しています。特に、8月31日には地域の人々も参加できるお笑いライブ「ばくわら」を予定しており、さらなる交流の機会を創出する考えです。
このような活動を通じて、重症心身障がい児やその家族が少しでも楽しい思い出を作り、より良い暮らしを送れるように支援していくことが求められています。今後も、COCOLONはその役割を果たしていくでしょう。このイベントの模様は動画でも公開されているため、興味がある方はぜひご覧ください。
このイベントは、重症心身障がい児とそのご家族、支援者にとって、学びと楽しみを深める素晴らしい機会となりました。音楽とアートを通じて、互いに支え合うコミュニティの形成が今後さらに進むことを期待しています。