QB HOUSEが新たなアプリ「Qプラ」をリリース
ヘアカット専門店「QB HOUSE」を運営するキュービーネットホールディングス株式会社は、2025年7月より新たなコミュニケーションアプリ「Qプラ」を導入すると発表しました。このアプリは、国内外に700以上の店舗を展開する同社の社員同士がつながるためのもので、働く環境の改善やエンゲージメント向上を目指しています。
「Qプラ」が目指すもの
「Qプラ」は、働く人の情報共有や学びを強化し、安心して働ける環境を作ることを目的としています。現在、QB HOUSEには約3,000人のスタッフが在籍しており、各店舗は少人数で構成されています。このような状況により、他店舗のスタッフの状況や情報を把握することが難しいことが課題となっていました。
特に理美容業界は、人手不足が深刻で、業界全体の成長が求められています。このため、働く人を確保し続けることが、企業の成長にとって重要です。「Qプラ」は、こうした情報の格差を解消し、リアルタイムでの情報伝達を可能にすることで、より強固な社内基盤の構築を目指します。
アプリの機能と形状
「Qプラ」は、スマートフォン向けに開発されており、操作性を重視したデザインが特徴です。ニュースサイトのように、気軽に情報の発信や閲覧ができ、参加者同士のコミュニケーションも活発に行えるよう設計されています。また、記事に対してコメントができたり、リアクションスタンプで感情を表現したりすることが可能です。
さらに、業務に関するスキルや技術を動画を通じて学べるEラーニング機能も充実しており、仲間同士の知識や経験を共有できる場を提供します。このように「Qプラ」は、それ単体で完結するものではなく、働く人々が一つになれるハブレベルの存在を目指しているのです。
コミューン社との提携
「Qプラ」の実装にあたっては、コミューン株式会社の「Commune for Work」を採用しました。美容師や理容師にとって、スマートフォンは親しみのあるデバイスであるため、このリリースにおいても直感的に操作できるアプリとしての位置付けが重要でした。具体的には、横スライドで操作性を向上させ、記事に対するリアクションを生み出せる機能が盛り込まれています。
アプリ名に込めた思い
「Qプラ」という名前には、「QBのプラットフォーム」や「ポジティブな気持ちを共有する」という意味が込められています。単に働く人々の情報を共有する枠を超え、より良い職場づくりの手助けをするアプリであることを目指しています。また、アイコンデザインも企業カラーを基にしており、働く人を象徴する要素を散りばめ、チームとしての一体感を醸成することを狙っています。
未来に向けた展望
今後、「Qプラ」はオフラインイベントと組み合わせ、リアルなつながりを深める施策も行う予定です。仲間のインタビューや店舗の紹介、個人表彰の投稿を通じて、エンゲージメントの向上を図っていきます。利用率80%以上を目指して、機能の拡充を進めていくことも表明されています。
QB HOUSEは、働く人々の成長を重要な経営資源と捉えています。「QBグループで働いていてよかった」と感じてもらえるような環境作りを進め、全ての人に心地よいサービスを提供し続ける決意を持っているのです。
導入概要については、以下のようになります。
- - サービス名称: スマホアプリ「Qプラ」(キュープラ)
- - 導入開始日: 2025年7月11日
- - 対象: 国内全店舗スタッフおよび本社・グループ社員
- - 主な機能: 投稿・閲覧・リアクション機能、Eラーニング機能、限定ルーム等
- - 導入パートナー: コミューン株式会社(サービス名「Commune for Work」)