阿波おどりの新たな形、「ねたきりになら連」の挑戦
2024年の阿波おどりに向けて、株式会社リブドゥコーポレーションが「ねたきりになら連」を支援することが発表されました。この行動は、障害者とそのご家族がともに楽しめるお祭りの場を提供し、人生の質を向上させるための力強いメッセージです。
なぜ「ねたきりになら連」?
「ねたきりになら連」は、1993年から活動を開始したケア付き阿波おどりの連です。このプロジェクトは、さまざまな障害を抱える方々や脳血管障害により手足が不自由な方々が、阿波おどりを共に楽しむことを目的としています。このような活動を通じて、心と体を元気に保ち、誰もが参加できる地域の文化を形成しようとしています。
この発起人である大塚忠廣氏は、「皆で一緒に踊ることで、心を通わせることができる」と語ります。つまり、心が躍ると体も動く、そんな素晴らしい潮流を作ることが目指されています。
リブドゥコーポレーションのサポート
株式会社リブドゥコーポレーションは、2002年から「ねたきりになら連」を支援し、社員のボランティア活動を通してその活動に貢献しています。この企業精神は、単なるビジネスを越えて、社会の一員としての責任を果たすものでもあります。介護用品の製造・販売や医療用ディスポーザブル用品を手がける同社は、介護と治療の両面で人々の「生きるチカラを応援する」企業としての使命を貫いています。
2024年阿波おどりの詳細
2024年の阿波おどりは、8月13日火曜日の19:06から、両国橋演舞場で行われます。これは無料で桟敷席が設けられているため、チケットは不要です。参加者は、この勇気ある取り組みに目を向け、共に楽しい時間を過ごすことができるでしょう。
言葉の意味と「連」の役割
「ねたきりになられん」という言葉は、「寝たきりになってはいけませんよ」といった意味を持つ阿波(徳島)の方言です。「連」というのは、阿波おどりにおける踊りのグループを指します。徳島市の阿波おどりには1,000以上の「連」が存在し、その中でも「ねたきりになら連」は特別な役割を果たしています。彼らは、「障害があっても共に楽しむ」という思いで活動を続け、多くの人々に希望を与えています。
最後に
このような活動が広がることで、人生の質が向上し、多様性を尊重した社会を築くことができるでしょう。リブドゥコーポレーションと「ねたきりになら連」の活動は、心と体の両面から人々にエンパワーメントを提供し、未来の希望を感じさせてくれます。阿波おどりを通じて、地域のコミュニティが一つになり、楽しみを分かち合う姿は、まさに地域の宝です。